今日から新学期ですね。
学校も2学期制が増え、今日から給食という子供たちも多いのではないでしょうか。
うちの下の子、食物アレルギーのため給食が食べられず、毎日お弁当でした。
そのお弁当、小学校6年間、学校で給食がある日は、私が毎日息子の教室まで届けてました。
給食が始まる少し前に…。
私が住んでいる地域は、一応教育委員会の方針として、食物アレルギーの子に対して、代替食を作り子供に提供する…となってるはずなんですが、息子が小学校に入学する前に、さんざん学校側と給食に関しての話し合いを重ねたんですが、いざ息子が入学してみると…
「生徒全員への、給食のスムーズな調理と提供のため、1人のために代替食は作れません」
と言われてしまいました。
まぁ、朝お弁当を持たせてもよかったんですが、学校側が嫌がったんですよね。
「お弁当を持ってきてもいいですが、何かいたずらされて、どうにかなっても責任はとれませんから」
学校側もそんな感じだったので、私がお昼に届ければいいんだ…と。
そんな感じで6年間届けてました。
まぁ、当時、いろいろと思うことはありました。
校長先生の「やる気」ひとつで、代替食を作るのは可能だったみたいです。
栄養士の先生、担任の先生、
「なんとかしてあげたい」
協力してくれようと、動いてくれる方も実際にはいました。
逆に
「何、特別扱いじゃん」
そんなことを言ってくる保護者の方もいました。
私がお弁当を届ければ、全て丸くおさまることが分かったので、私はお弁当を毎日届けることを決めました。
今振り返れば、
「あー、そんなこともあったなー」
とそのぐらいの話です。
息子に聞いても、
「えー、まじでー、6年間も届けてもらったっけ?」
そんなに覚えてないようです。
まぁ、そうは言っても、いろいろなことがありました。
覚えてないって言ってる息子も、
「なんで僕をアレルギーの子供に産んだの?」
と私に詰め寄ったときもありました。
でも一番大事なのは、
「今、元気に生きてること」
私は、そう思います。
「お母さん、お弁当を6年間届けてくれて、ありがとう」
そう息子が言わなかったのが、せめてもの救いだと思っています。
長い人生、そんなこと、全然たいしたことじゃあないんですよ。
今日も読んでくださった方、ありがとうございます<m(__)m>