思い付きで注文していた、ヒートガンなるものが、届いたので早速試してみました。
例によって作業場所は玄関ですね。
ギアオイルの臭いを漂わせてしまっていて苦情を受けてますが作業着手してしまいました。

ベアリングをシャフト等に組み込む場合は、一般的にはプレス機で圧入をイメージしますが、今回はプレス圧入ではなく焼きばめ(組み込む側のベアリングを熱して金属の特性を利用してクリアランスをひろげて組み込む)にて組んでみることにしました。

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ベアリング側をヒートガンで熱していきます。センターLSDのケースから焼きばめでベアリングを組み込んでみました。

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加熱したベアリングをのせたらストンと落ちて「エッッて」感じでサクッとはまりました。

加熱時間は約4分程度でですかね。
ちなみに2分では駄目でプーラーで抜きました。
迷わず熱した方が良いですな。

こんなにすんなり入るとは想像をはるかに越えていたのでビックリ&感動してしまいました。
同じ要領でアウトプットシャフトも行いました。

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シャフトにはベアリングが2箇所あります。
こちらも同様にストンと落ちました。
熱し過ぎなのか、組み込み後はシャフト全体に熱が伝導してましたので、2個目は冷やしてから行いました。

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3箇所とも短時間ですんなり組み込めました。
つい先日まで油圧プレスを購入しないと駄目かなと思ってましたが、購入はまだ先でも良くなり助かりましたね。
今回は、ヒートガンだけで短時間に作業が完了し、コストパフォーマンス含め満足のいく嬉しい結果となりました。ウッシッシ

次は、フロント&センターLSDを組み込みと、各ベアリングとケースのシム調整の予定ですかね。