可愛い隣人3 | あやっちのブログ(AKB48&欅坂・櫻坂46&乃木坂46妄想小説)

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夢小説書いてます‼︎
投稿は不定期なので気長に待って頂けたらと思います^ ^




賀喜「あの‼︎…」

遠藤「うぅ…(もうおしまいだ…)」



私の正体がバレてしまった…

アイドルの私は完璧にやっていたのに…


家では引きこもりの人見知りでこんな醜い姿になっているんだって、、


世間に知られたら私の人生はもう終わりだ。




遠藤は覚悟して閉めようとしたドアを離した。


賀喜が油断した隙を見て家でなく外へ走ろうとしたのだが…。


遠藤「ッ…‼︎」

賀喜「あの…私、何か嫌な事でもしましたか…?」



遠藤「ッ…‼︎………へ…?」



思いもよらぬ問いに力が抜ける。


賀喜「あ、いや…初めてお会いした時、当然の訪問だったし…嫌な思いでもさせてしまったかなぁ…なんて…」



遠藤「え…あ…い…や…」



うまく言葉が出ない遠藤


賀喜「なのでちゃんと謝ろうと思って…‼︎ごめんなさい‼︎」


深く謝る賀喜に余計焦る遠藤



遠藤「ち、違うの‼︎私はてっきり正体がバレたのかと思って…」



賀喜「…ん?正体??」



遠藤「なっ⁉︎…な、なんでもない‼︎…全然大丈夫だから‼︎じゃ‼︎」



遠藤は再びドアを閉めようとしたがまた賀喜に阻止された。


遠藤「ッ⁉︎」


賀喜「まって‼︎……そういえば…初めて会った時私のこと『かっきー』って言ってましたよね…」


あの時は私の聞き間違いだと思ったけどまさか…




賀喜「もしかして……『遠藤さくら』さん…ですか…?」



遠藤「ッ………」




終わった……。


私の人生…完全に終わった…。



遠藤はそのまま崩れ落ちる。



それと同時にかけていたメガネがするりと落ちる。



賀喜はゆっくりしゃがみ恐る恐るマスクを取る。



賀喜「わ………やっぱり……」


遠藤「…」


こんな私を見てがっかりしたに違いない。

テレビではキラキラ輝いていた遠藤さくらがこんな姿をしていたんだから…。


この世の終わりをする遠藤だが賀喜は……




賀喜「ッ…(可愛い///!!!)」



1人興奮していた。



目の前にいる有名人に緊張して声が出ない賀喜

正体がバレて絶望の遠藤


よくわからない間が流れる。



ようやく口を開いたのは遠藤だった。




遠藤「そうだよ…。私は遠藤さくら…ごめんね…がっかりしたよね…」


アイドルは夢や希望、笑顔を届ける存在


引っ込み思案な性格を変えたくてアイドルになった。

それなのに私は…





賀喜「かわいい…」


遠藤「へ…?」


賀喜「可愛いです!!あの握手会からずっと遠藤さんを応援してました!!お会い出来て嬉しいです!!」


遠藤「え…あいや…」


賀喜の思いもよらぬ発言に戸惑う遠藤


遠藤「がっかりしてないの…?アイドルの遠藤さくらが素はこんなんだったんだよ…?」


賀喜「いや…まぁ。びっくりはしましたけどそれよりも可愛さが増して笑笑」


遠藤「は、はぁ…」


賀喜「それに!人間誰しも隠したい事はあるだろうし、人を見た目で判断するなっ‼︎ってお母さんがいつも言ってたから笑」


遠藤「そ、そうなんだ…」


賀喜「あっ‼︎もちろんこの事は誰にも言いませんから安心して下さい!!」


遠藤「う、うん…」


信用…していいのだろうか…。


芸能界の闇を知っている遠藤は賀喜のことを疑っていた。



賀喜「今度の握手会、遠藤さんに会いに行こうとしてたけど…ここで会えるなんて…幸せだなぁ…笑」


遠藤「…」


賀喜「あっ…でも私だけ不公平になるのかな……で、でもこれは事故というか……あ、握手会はちゃんとお金払って行きますので‼︎って…遠藤さん?」


遠藤「…」


何も言わない遠藤


賀喜「すみません…」

遠藤「えっ…なんで謝るの…?」

賀喜「いや…私…また嫌な思いさせてしまったと思って…」


遠藤「嫌だなんて私は…」



賀喜「わたし…昔から夢中になると余計なことを言いがちで…よく親にも怒られてて…」


遠藤「…違うの」


賀喜「え?」


遠藤「私、あなたに告発されるんじゃないかって怖かったの」


賀喜「告発?い、いやいや!!私言わないですよ!!」


遠藤「口ではそう言う人…多く見て来たから…信じられなくて…」


賀喜「ッ…じゃ…私の個人情報全て教えます!!」


遠藤「え…」

賀喜「今日限りプライベートで遠藤さんに合わないようにしますし、なんなら引越しだってしますよ!!」


遠藤「い、いや…何もそこまで‼︎」



賀喜「……でも…‼︎」


今にも泣きそうな賀喜に申し訳なく感じる遠藤


遠藤「…あなたを…信用するから…だから…また私に会いに来て欲しい…かな…」


賀喜の本気さが伝わった遠藤は賀喜を信じることにした。


それよりも、こんなにも私のことを思ってくれているファンを大切にしたいと感じた。



賀喜「ッ‼︎ぜひ‼︎また会いに行きます!!!」


ニッコリと笑う賀喜につられて遠藤も笑う。



遠藤「ありがとう笑かっきー」





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司会者「遠藤さんにとって大切なものって何かありますか?」


遠藤「うーん…そうですね。やっぱりファンの皆さんですかね!こんな私を暖かく応援して下さるファンの皆さんにいつも感謝しています!」





ガヤガヤ…



(次の方どうぞ〜)



遠藤「あっ、かっきー!」

賀喜「えへへ笑また来たよー!」

遠藤「いつも来てくれてありがとう笑」


賀喜「さくのためなら今日の晩御飯頑張って作っちゃうんだから〜笑」


遠藤「はいはい笑どんなのが出来るか楽しみにしてるよ笑」


賀喜「うん!じゃまたね!お仕事頑張ってね!」


遠藤「うん、ありがとう笑」




私と出会ってからさくはテレビの前でもほんの少しだけ素を出すようになった。





『賀喜遥香』

アイドルとしての遠藤さくらも魅力的だけど、素の遠藤さくらもまた魅力的だよ!



『遠藤さくら』

その事に気づかせてくれたのがかっきーだったね笑。いつも感謝してます♪









『あなたが隣にいるから頑張れる』













            ーおわりー