キューピットは猫にお任せ? | あやっちのブログ(AKB48&欅坂・櫻坂46&乃木坂46妄想小説)

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夢小説書いてます‼︎
投稿は不定期なので気長に待って頂けたらと思います^ ^




しばらくすると教室へ戻って来た愛佳




由依「あっ!もぉ…どこまで行ってたの?探したんだよ?」


愛佳「んー…」

由依「どうしたの?」

愛佳「ん?あの理佐って奴はいい奴な上に撫で方が上手いニァ〜///って改めて思って///」

由依「でた、猫語…」


愛佳「ご、ゴホン!んでだ、今日の放課後いつもの祠に来い!」

由依「なんでまた祠に?」

愛佳「いいから!あっあといつもの煮干し忘れんなよ!」


そう言って教室から出て行ってしまった


由依「えっ⁉︎ちょっとまだ授業が…」


あるのに…


なんて自由な…


まるで猫みたいだ笑



由依「あ、猫か笑」






放課後、由依は愛佳に言われた通り煮干しを持って祠に来た



由依「モナ様〜?モナ様いないの〜?」


モナ「ン〜ニャ〜」

由依「いた…」


モナ様は呑気に祠の前でゴロゴロしていた


モナ「ん?おぉ、やっと来たのか!」

由依「言われた通り来たけど…今日は何するの?」


モナ「その前に…例のブツをくれ‼︎」


由依「ブツって…はい。煮干しでしょ?」


そう言ってモナ様に煮干しをあげると喜んでその煮干しを口に頬張った


モナ「美味いニャ〜///」

由依「でた!猫語笑」


ここまで来ると自称神様ではなく、ただの猫でいいのではと感じてくる笑


由依はしゃがみ込み、モナ様が食べてる様子をしばらく見ていた。



すると、後ろから足音が聞こえてきた


?「小林さん…?」


由依「え?」


驚いた由依は後ろに振り返った。


そこにいたのは紛れもなく渡邊理佐だった。




由依「どうして…」


由依はモナの方を見るがモナは何も言わずにニヤニヤと毛づくろいしている


こいつ…




理佐「もしかして小林さんもその猫にエサを?」


由依「へ…⁉︎…えっと…そ!そうです…」


声が裏がえり顔を真っ赤にする由依

理佐「フフッ笑。そっか笑」


クスッと笑う理佐に由依はもっと顔が赤くなった


由依は理佐に顔が見られぬよう背を向けるが理佐はモナに餌をあげるのに夢中になっていた。


そんな後ろ姿を見ているだけでもかっこいいと思ってしまう由依

理佐を目の前にしていたら、昨日告白していたことなんてすっかり忘れていた



由依「先輩って…ネコ好きなんですか?」

理佐「うん笑好きだよ」


由依「ッ…///」


自分ではないのに『好き』と言われて顔が熱くなる…


理佐「でも…この猫どこかであったような…」

モナを抱き上げながら言う

するとモナは驚いた顔をした



モナ「ッ⁉︎」


まさか正体がバレた⁉︎


理佐「うーん、、気のせいか…」


そういって地面へと下ろしてくれた。



モナ(フゥ…バレたかと思ったわ…)




モナの焦りを露知らず、理佐は言いにくそうに由依に話し始めた




理佐「昨日はその…ごめんね」


由依「え?」


理佐「告白のこと…いくらなんでも冷た過ぎた…ごめん…」


由依「あ…」


そういえば昨日、理佐先輩に告白したんだっけ…

今更思い出す由依



由依「い、いえ…」


何か言わなきゃいけないのに言葉が何も出て来ない…


理佐の言葉に由依はただ俯くことしか出来なかった…




理佐「俺さ…前の彼女と訳あって人と関わる事が怖くなってさ…今までずっと誰かと付き合う事を避けて来たんだ…。でも小林さんにはそれを感じた事がない…」


由依「え…?」


理佐「不思議だよね…?…小林さんといると素の自分が出せるんだ。」



モナ「そんなの人のせいにするなよ」


由依「なっ⁉︎」


理佐「え?今なんて?」


突然喋り出すモナに慌てる由依



由依「い、いや!!そんな…人のせいにするのはズルいって話です!!」


由依は紛らわすかのように訳のわからない事を言う。



理佐「ズルい…確かにそうだね。もう昔の話だしね…」


そう言う理佐の顔は悲しげな顔をしていた



由依「まだ…その彼女に未練があるんですか?」

理佐「うん…。」


由依「ッ…」


彼女が好きならば私はどうすれば…


そんなの敵わないよ…



理佐「でも…もういないんだ…」



由依「えっ…」


理佐「会いたくても会うことはもう二度と出来ない…」


彼女は死んだのだから…


理佐の言葉に言葉を詰まらせる由依

何か言うべきなのにやはり何も出てこない。


すると、モナは由依の元へ走り出し飛びついた


由依「えっ⁉︎」


由依は咄嗟にモナを抱き上げた



モナは肉球を由依の頬に押し当てこう言った。


モナ「お前が気にすることじゃない」


由依「で、でも…」


モナは由依が聞こえるくらいの小さな声で喋り始めた。


モナ「アイツは前に進もうとしているんだぞ。その証拠として、ずっと閉じていた心をお前にだけに開こうしてる」


由依「…」


モナ「お前はアイツの心を受け止めなきゃいけない‼︎だってアイツは…お前を好きになろうとしてるんだから!!」



由依「ッ…」



そんなこと言われても私はどうしたら…








モナ「……お前はアイツのそばにいればいいんだよ」