アメリカにおけるベンチャーキャピタルマーケット
昨日バブソンで、起業家兼エンジェル(個人投資家)によるパネルディスカッションがあったので参加してきました。けっこう面白かったので、ここでそのエッセンスを軽く紹介。
・金融危機以降、VCマーケットは縮小したが、VCの投資額の縮小分をエンジェルが賄っているのが実態。
・エンジェルのベンチャー企業への投資額は、2~3億円/社がメイン。一方で、ファームの規模によるが、10~30億/社がメイン。VCは投資額の10倍のリターンを求めるので、100億~300億円でのExitが必要になる。実際、アメリカにおいてもIPOして、多額の資金回収ができるベンチャー投資はまれである。
・一方、エンジェルは、一口あたりの投資額が小さいこともあり、10億~20億のExitで十分である。そうすると、IPOする必要はなく、当該ベンチャー企業のアーリーステージにおいても買い手を捜すことが出来、Exitしやすい。2~3億の投資では、90%の投資がExitしているという統計もある。
・起業家として、VC投資を求めるのであれば、VCがいくらでのExitを求めているのか、そして、それが経営陣のゴールと一致していることが重要である。そこにずれがあれば、VCはいずれ経営陣の首を切ることになる。VCの資本を受けることは、結婚と同じと考えるべきである。
・投資家とベンチャー企業は、特定のネットワーク内で情報交換している。自身が起業家で投資を求めるのであれば、外部とのネットワークは非常に重要になる。
・金融危機以降、VCマーケットは縮小したが、VCの投資額の縮小分をエンジェルが賄っているのが実態。
・エンジェルのベンチャー企業への投資額は、2~3億円/社がメイン。一方で、ファームの規模によるが、10~30億/社がメイン。VCは投資額の10倍のリターンを求めるので、100億~300億円でのExitが必要になる。実際、アメリカにおいてもIPOして、多額の資金回収ができるベンチャー投資はまれである。
・一方、エンジェルは、一口あたりの投資額が小さいこともあり、10億~20億のExitで十分である。そうすると、IPOする必要はなく、当該ベンチャー企業のアーリーステージにおいても買い手を捜すことが出来、Exitしやすい。2~3億の投資では、90%の投資がExitしているという統計もある。
・起業家として、VC投資を求めるのであれば、VCがいくらでのExitを求めているのか、そして、それが経営陣のゴールと一致していることが重要である。そこにずれがあれば、VCはいずれ経営陣の首を切ることになる。VCの資本を受けることは、結婚と同じと考えるべきである。
・投資家とベンチャー企業は、特定のネットワーク内で情報交換している。自身が起業家で投資を求めるのであれば、外部とのネットワークは非常に重要になる。
井の中の蛙大海を知らず
ツイッターでこの前、
「純ジャパとして育ってきた日本人にとってMBAをとることは、英語力(+英語圏でのマインドセット)を高めるという事の意味合いは大きい。来る前に”視野”を広げることを目的の一つとしていたが、7ヶ月たった今見える景色が変わってきたという感覚を持ち始めている。狭い日本を出てみる価値はある!」
とつぶやいたら、日本の友人の何人かからコメントいただきました。何かみんな通じるものを感じているのかもしれない。
まだ、頭の中を整理しきれていないんだけれでも、日本の中で”日本の立ち位置はこうだ”と捉えるのと、海外に身を置いて”日本がどうなのか客観的に観る”のでは、「見えるもの」が随分違う。今はアメリカに住んでいるので、基本的にはアメリカから日本を観ているってことになるんだろうけど、大学では24カ国の出身者がいるので、世界の人々がどう考えているかということの情報も入ってくる。なので、世界の国と地域の人々が、生きるうえで何を重視し、どのようなバックグランドをもっており、強み・弱みがなんなのかということもじわじわと伝わってくる。
それが、ここ最近になって、グローバルでみて日本の立ち位置がどうなのか、世界の人々からどのように見られているのか、ということを自分なりに掴みかけてきているのかもしれない。これは、MBAをとりにきて(まだ半分も終わっていないが)本当によかったことの一つになると思う。グローバル・パースペクティブの感覚(マインド)をこれから持ち合わせ続けることができるのだから、ベネフィットはかなり大きい。
一方で、自分はいかに無知だったかということも思い知らされている。経営学周りのことであれば戸惑うことはほとんどないけれど、日本(とアメリカ)以外の国々の政治・経済・社会がどうなっているのかということについてはほとんど何も知らないので、驚かされることが多い。まさに、「井の中の蛙大海を知らず」状態・・・(苦笑)
NBS(国際ビジネスシステム)という授業では、毎回アメリカ以外の国のケースを扱う。今までで、中国、コスタリカ、ブラジル、メキシコ、インド、東欧、EUなどのビジネスケースを扱ってきたが、驚きの連続だ。
例えば、
・中国は規制のがんじらめでビジネスの自由度は低く、外資系企業は中国系企業とJVを組まないとビジネスを始められないが、外資への優遇措置にうまく乗っかれば、競争はそこまで厳しくない。
・コスタリカは、日本が気にしたこともない小国だが、大統領自らインテルの誘致交渉をするなどして、かなりのスピードで国を変えていっている。
・EUが、統一通貨(ユーロ)を作り、共同経済体を創り上げたのは、50年間の努力の継続があったから。そこにはアジア人が真似したくても真似できない危機感と共同体精神が垣間見える。
・インドは、イギリスの植民地時代から独立し、中央集権的な社会主義政治を標榜し、国内企業の繁栄のためには世界標準のルール(具体的には特許などの知的財産)を遵守せず、都合のよい政策をとったのちに、経済自由化と合わせてグローバルスタンダードにあわせてきている。
などなど。
日本は?と思うと、危機感を持たざるを得ない。
「純ジャパとして育ってきた日本人にとってMBAをとることは、英語力(+英語圏でのマインドセット)を高めるという事の意味合いは大きい。来る前に”視野”を広げることを目的の一つとしていたが、7ヶ月たった今見える景色が変わってきたという感覚を持ち始めている。狭い日本を出てみる価値はある!」
とつぶやいたら、日本の友人の何人かからコメントいただきました。何かみんな通じるものを感じているのかもしれない。
まだ、頭の中を整理しきれていないんだけれでも、日本の中で”日本の立ち位置はこうだ”と捉えるのと、海外に身を置いて”日本がどうなのか客観的に観る”のでは、「見えるもの」が随分違う。今はアメリカに住んでいるので、基本的にはアメリカから日本を観ているってことになるんだろうけど、大学では24カ国の出身者がいるので、世界の人々がどう考えているかということの情報も入ってくる。なので、世界の国と地域の人々が、生きるうえで何を重視し、どのようなバックグランドをもっており、強み・弱みがなんなのかということもじわじわと伝わってくる。
それが、ここ最近になって、グローバルでみて日本の立ち位置がどうなのか、世界の人々からどのように見られているのか、ということを自分なりに掴みかけてきているのかもしれない。これは、MBAをとりにきて(まだ半分も終わっていないが)本当によかったことの一つになると思う。グローバル・パースペクティブの感覚(マインド)をこれから持ち合わせ続けることができるのだから、ベネフィットはかなり大きい。
一方で、自分はいかに無知だったかということも思い知らされている。経営学周りのことであれば戸惑うことはほとんどないけれど、日本(とアメリカ)以外の国々の政治・経済・社会がどうなっているのかということについてはほとんど何も知らないので、驚かされることが多い。まさに、「井の中の蛙大海を知らず」状態・・・(苦笑)
NBS(国際ビジネスシステム)という授業では、毎回アメリカ以外の国のケースを扱う。今までで、中国、コスタリカ、ブラジル、メキシコ、インド、東欧、EUなどのビジネスケースを扱ってきたが、驚きの連続だ。
例えば、
・中国は規制のがんじらめでビジネスの自由度は低く、外資系企業は中国系企業とJVを組まないとビジネスを始められないが、外資への優遇措置にうまく乗っかれば、競争はそこまで厳しくない。
・コスタリカは、日本が気にしたこともない小国だが、大統領自らインテルの誘致交渉をするなどして、かなりのスピードで国を変えていっている。
・EUが、統一通貨(ユーロ)を作り、共同経済体を創り上げたのは、50年間の努力の継続があったから。そこにはアジア人が真似したくても真似できない危機感と共同体精神が垣間見える。
・インドは、イギリスの植民地時代から独立し、中央集権的な社会主義政治を標榜し、国内企業の繁栄のためには世界標準のルール(具体的には特許などの知的財産)を遵守せず、都合のよい政策をとったのちに、経済自由化と合わせてグローバルスタンダードにあわせてきている。
などなど。
日本は?と思うと、危機感を持たざるを得ない。






