バブソンMBAのベンチャー日記 -38ページ目

VCで働く① ~何故ベンチャーキャピタルか~

「勝手ながら貴社にてこの夏の間インターンシップをさせていただけないでしょうか」


このような御願いメールを送信したのがきっかけで、この夏の休みの期間を利用して、とある独立系ベンチャーキャピタル(VC)で働かせていただきました。


そもそも何故VCなのかというと、VCというビジネスは新しい産業の創発を促すという重要な役割を担っているから。MBA卒業後は、事業開発に関わる仕事をすることで、結果として日本をより元気にすることにつながるようなインパクトを出していきたいと考えているので、そうなるとキャリア上の選択肢は、大きく3つ。

1)事業会社に入って、新規事業系の仕事に携わる/ベンチャー企業に入る。
2)VCやPE(プライベートエクイティ)など、ベンチャー企業等を支援する側に入る。
3)自ら、ビジネスを始める。

この中で、特にイメージがつきにくい仕事が、2)でした。というのも、VCでもPEでも支援先への”投資”をすることでビジネスが始まるのですが、コンサルタントの業務は、投資業務とは随分離れたところにあり、求められるスキルがかなり違うからです。そこで、VCでしばし働かせてもらうことで、自分としての適性を見極めたいと思ったのです。


冒頭のメールを差し出してから、あるVCから連絡がありました。「面接をしましょう」ということで、伺いに行くと、いきなり社長と副社長に会って頂き、会社説明をしてもらった後、いろいろと意見交換をしました。そして、その後「やりましょう」ということでオファーをいただきました。

実は、別のVCからもオファーをもらっていたのですが、そこでは担当の方と話しただけで終わっただったので、明らかに期待されているものの差を感じて、お断りしました。


というような流れで、日本のVCマーケットが沈んでいる状況にも関わらず、運よくVCでのインターンが始まったのでした。

(※当然守秘義務契約を結んでいますので、以降の記事もいろいろぼかした上での内容になっていますので、ご容赦を)

華道部

アメリカから世界をみる バブソンMBAのブログ-20100729201019.jpg

ひょんなことから、生け花を初体験してきました。

いろいろとお作法があるらしく、かつ、自由に発想しましょうということで、四苦八苦。

貴重な体験になりました。

最近読んだ本

今はちょくちょく自由時間があるもんで、この機会に今まで読めなかった日本書に目を通そうと思って、いろいろ本を読んでいます。

なので最近読んだ本を、ごく簡単にレビュー。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク

かなり良い本。21世紀において「情報の時代」は「コンセプトの時代」に変わるとし、この新しい時代では”デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい”の6つのセンスを持つか否かが、人生・キャリアの成否を決めると述べている。確かに周りを見ていて、元気のある企業は、デザインとか、ストーリーとか、いきがいとか大切にしているなぁと。そういう意味で、6つのセンスにはとても共感。

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)/トーマス フリードマン

これまたいまさら感満載ですが、MBAでもコンセプトとして取り上げられていたので、読んでみようと。ネットなどの情報通信の発達により、世界各国の地理的な差は無意味になり、世界各国は同じ土俵で勝負することになるというのがメッセージで、2005年時点で述べていることを考えると、いままさにそうなっており、フリードマン氏の予見はお見事と思う。一方で対極的な意見として、The World is Spiky(=尖がり続ける世界)という論文もでており、これも大注目。ポーター教授のクラスター論をベースに、世界における主要産業は、特定地域に集積していく(ITであればシリコンバレー、映画ではあればハリウッドなど)という論であり、大変面白い。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン

商品・サービスをフリー(無料)で提供しつつ、ビジネスモデルを確立するためにはどうすべきかを説いた本。フリーミアムというビジネスコンセプトを幅広く世に広めたという意味で、価値ある書。様々な事例を紹介するとともに、ビジネスモデルの作り方を一般化しており、役に立つ。特にITサービスを提供する可能性がある事業者は必読ですね。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business .../楠木 建

大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられているという本質論を正々堂々を語っている本。戦略立案のフレームワーク(SWOTや5 Force、ブルーオーシャン)があまりにでたらめに使われてきたことに対するアンチテーゼとして、企業に対して戦略かくあるべしを再考させる事に力点を置いているのは新しい。けれど、どうやってストーリーある戦略を立案し、実行していくかということについての説得力は弱く、後半は勢いが続かなかった印象。

悩む力 (集英社新書 444C)/姜 尚中

人間にとって、悩むことは大切であり、悩み続けることは能力だというのが著者のメッセージらしいが、最初から最後まであまりピンとこなかった。考えることは大切でも、悩むことはあまりしない(ある意味避けている?)私にとっては、理解しきれなかったか・・・