バブソンMBAのベンチャー日記 -165ページ目

アメリカという国のバランスのよさ

予想とおり、オバマが次期大統領に就任することに決まった。

過去の歴史を紐解いてみると、アメリカという国は2大政党制が根付いていることもあって、振り子の原理と同じように、国の方向性がずれたら、大統領選挙によって国民がそれ是正するということを行い続けることによって、繁栄を続けてきた。

日本からみると、自民党以外に任せられる責任政党がいないため、しょうがなく自民党が与党でありつづけている状況と大きく違い、民主主義政治の精度の高さがうかがえ、その点は大変すばらしい。

今回も、ブッシュの8年間は、イラク戦争といい、経済政策といい、外交政策含め、あまりにひどかったので、民主党政権に移行するのは間違いないとはなから確信しており、そのとおりになった。アメリカ国民が4年前とは違い、正しい判断をしてくれたことに、ほっとしている。

私の中での、議論の焦点はむしろ、民主党候補がオバマになるかクリントンになるかということだった。民主党政権に変わるといっても、この両候補では大きな違いがあると思ったからだ。政策の中身はそう大きく変わらなかったのだろうが、結果的にはオバマ氏が勝利してよかったと思う。彼のほうが、世界をひっぱるリーダーとして魅力的だった。若いながらにして、その溢れる自信、崇高な精神、追い求める大志がそう思わせるのかもしれない。クリントンさんは、純粋さや使命感というよりも、政治的な成功を求める匂いがあって、どちらかというと敬遠したいかんじだった。

アメリカ発の経済不安が世界を渦巻いているが、今後オバマ新大統領のもとで、力強く回復することを期待したい。

回復の兆し ~株式市場にマネーは戻ってきている~

最近の株価をみていると、一時期と比べると、大分底堅くなってきた。

個人投資家の影響もあるでしょう

年明けには1万円1千円くらいにはなっているかな

一寸先は闇

私のお世話になった方がが働いている不動産ベンチャーが先日倒産しました。

昨年まで急成長していて上場までしたのですが、サブプライム危機のあおりで資金繰りにつまづき、破産手続きの決断にいたったとのこと。

その会社は、社員が若くまだまだという部分も多かったのですが、会社の風土や価値観はすばらしく、役員もみな素晴らしい方たちばかりでした。

サブプライムローン問題の波及がここまで急激でなければ、倒産することもなく成長を続けることが出来たはずの将来有望の会社でした。非常に残念。

いくつか思うことがあります。

1.企業経営は、実力だけでは、どうにもならないこともある。
ひとつは、外部環境の問題。どんなに優秀な人たちが多くても、景気が落ち込めば、会社業績も落ち込みます。景気循環に作用されにくい企業体質をつくるのが経営者の仕事といえば、そこまでですが、時代の流れやトレンドをうまくよみ、のらないといけないのも事実。また、金儲けのことしか考えていない社長のもとで、従業員が搾取され続けている企業が行き続け、大志をいだいている会社がつぶれるという、無常も存在しているのも事実。本当に企業経営は難しい。


2.見えないリスクに対し、どう対処するか。
サブプライム問題がひどくなるまでは、不動産業界は流動化バブルの状態にあり、ぶつを作ればファンドにうっぱらってだとか、場合によっては土地の転売でばんばん稼げました。この会社の(おそらく)最も大きなミスジャッジは、会社の成長を優先させすぎたこと。そのため、組織力の実態以上の売上と利益をつくってしまった。しかし、上場したため、継続成長が求められる。そこで、まったく予想できなかったサブプライムローン問題の突然の波及。結果論ですが、3,4年前の時点の成長スピードを少しゆるめ、企業体質強化にエネルギーを割いていれば、利子負担もすくなく、この時期をなんとか耐え抜けたかもしれません。

従業員の方々は、あらたに職を探す必要があり、それを考えると非常に気の毒である。

人生なにがあるか、わかりません・・・