前回、食事療法によってカロリー制限をする事で『短期的に』体重を減らす事は可能ですが、カロリー制限をする事で身体は入って来るエネルギー量に伴った身体活動レベルまで代謝を落としてしまう

という所までお話しましたね

考えてみたら当然ですよね🤔
ガソリン少ししか入れてないのにアクセル全開で走ります❓
絶対エコな運転にしますよね❓
急加速、急ブレーキを避けて
ヒトの身体も『恒常性』という機能が備わってますので、体温が下がらないように、上がらないように、 ホルモンなどの支配下で代謝機能を制限してるんです

食事療法で『カロリー制限』をすると、短期的なスパンでなら体重が減少します
しかし
基礎代謝も低下してしまいます
下がる人では最大50%も低下するというデータもあるそうです

食事制限によって、風邪引きやすくなる、運動するとすぐ疲れる、なんて事はよくあります
そしてこの食事療法でのカロリー制限によって引き起こされた消費カロリーの低下は、その後『年単位』で戻りにくいのです



これが長期的なスパンでは結局リバウンドする人が多い理由です

そして先程話した恒常性(ホメオスタシス)の機能のおかげで、身体は『元の体重』に戻そうとする
そこで胃から出される『グレリン』というホルモンが脳に食べろと命令をして我々は今まで以上に空腹を感じてしまうのです
更に食べて体重を戻すために満腹ホルモンの分泌量は低下するという負のループに巻き込まれてしまいます

そして食べると低下した基礎代謝のせいで元の食事にしただけでリバウンドしてしまう
そういうメカニズムが働くのです
だから
巷に溢れかえるカロリーを制限したり、肥満の原因とされる数々の◯◯を標的とした◯◯はダメ、◯◯が良い
という食事療法を試しても元の木阿弥となってしまうのです
経験ありますよね

何かの◯◯ダイエットをすると結局元の食事にしたら太る
たくさん運動したらめっちゃお腹空いて逆に食べてしまう
やはりカロリー制限をするという事自体には長期的な体重コントロール効果はないと言えますね

では何が太る原因なのか
そのホルモンとは何なのか
その敵こそが我々の敵である





では次回

ホームページ、お問い合わせ、パーソナルトレーニングのお申し込みはこちらまで💁♂️
Official LINE