こんばんは

今日は雨ですね(*_*)

実は現在受け持っているクライアントさんなのですが、70代女性で腰椎のすべり症から、狭窄症も合併している方がいます

数年前から見ていますが、最近になって間欠性跛行が出てきました

台所でも座ったりしてしまうらしく、現場レベルでは神経のストレッチ、関連痛由来の筋肉のリラクセーション、筋力アップ等していますが、2.3日の緩和しか出来なくなって来ました


そこで普段受診されている近所の整形の先生に一度MRI等の画像診断をして、狭窄の程度等を診てもらったらいかがですか?

と数ヶ月前から提案していました。

そこでそのクライアントさんも何度かその先生に聞いてみたら、まだ歩けてますし大丈夫、手術する人はもっとひどいです、血液の流れ良くする薬飲みましょう、

などと言った返答。

やる事はたくさんあるはず。
スペシャルテスト、筋力テスト、知覚テスト、腱反射

初診時にはしたらしいですが、それ以降1年以上経過してるにも関わらず、新たなチェックもなし。


話をサラッと聞き流して電気、マッサージ、牽引、薬の処方。

MRIのある大きな病院への紹介状も面倒なのか、乗り気じゃなく、自分の小さな整形で抱え込もうとする

他の内科のかかりつけの先生に頼んでも、整形の先生が言うなら、、、

などの医者同士の体裁、関係を気にしたような対応

そのクライアントはその間も精神的に悩んで、身体も心も疲弊して行きました

そこでようやく出た整形の先生の提案


『10分が20分になる程度やと思いますが薬投薬してみましょうか』

これをクライアントから聞いて2人して愕然です

体を触りもせず、患者の話の本質も聞かず、ただただ自分の方針だけ貫く

ここでMRI等の画像診断をした後に、患部の状態を見て投薬、なら分かります

何も見ずに、患者の訴えが強くなったから、とりあえず投薬でも。のようなこの対応。


あり得ません。


本当に苦しいのは患者です

その苦しみに何故向き合わないのか。

医者=先生
医者=神様

これはもはや夢物語です。

私達トレーナーが研修で出逢う整形の先生方は本当に優秀で勉強家で運動療法にも非常に開けていて素晴らしい方ばかり。


それに比べ、街医者、言葉が悪いですが、そこら辺に点在する整形、病院の医者がそうであるか。

これはNOであることが非常に多いです。

PC画面を見て、患者の顔も身体も声も聞かずにたった5分の診療でたらい回し。


問診、視診、触診から始まる当たり前の事が医者が出来ないでどうするんだ。


そのクライアントはもちろん違う整形を探すという結論になりましたが、その精神的なものはすごく晴れやかなものになっていました


今よりはマシだと言う程度ですが、自分の身体の未来、進む道筋が見えるだけでクライアントの心は救われるのかな、と思いました。


愚痴のようになりましたが、皆さん経験、もしくはよく聞く話だと思います

医者神話、この考えは改めましょう

あくまで治療に対する一つのツール程度に考えるのがいいでしょう

皆さんの身体、心に本当に向き合ってくれる人

それが医者、柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師、トレーナー、どんな職業でもその人こそが皆さんと歩んで向き合ってくれる人だと思います