5月8日「天国へ行ったメイ」 | ako's ブログ

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~akoとゆったんとりったんの歩く道~

私が4年生の頃から飼っていたアビシニアンの「メイ」が2012年5月6日23時35分、天国へ旅立ちました。
20年2ヶ月生きた猫、そういるもんじゃないと思う。
動物病院で働いていた幼なじみも、このあいだの冬、まだ元気だったメイに会ったとき
『きっとこの子は丈夫な子なんだねぇexclamation ×2
と言ってくれたのを思い出す。
基本家から出るのは病院へ行くときくらいで、だから外が怖くて玄関より先の世界へ飛び出すこともできなかった臆病なメイ。
小さい頃は、来客を知らせるインターホンの音がなるだけでベッドの下へ逃げて出てこなかったメイ。
友達にメイを見せたい幼かったあたしは無理矢理引っ張り出してきて自分の部屋に連れ込んだこともあったなぁ(笑)
歳を取るにつれ、人が来ても逃げなくなり、最終的には来客に擦り寄ってくるくらい人懐っこくなったメイ。
子供に慣れてないから、私の子や甥や姪がちょっかいをだせばちゃんとやり返して手が出たり口が出たりしてたメイ。
子供たちも少し大きくなり、メイを怯えるようになったら、奥の部屋へ閉じ込めざるを得なくなり、子供に接触させないようにしてたことも…
次第にゆったんは話せば分かる年齢になり、もうおばあちゃん猫だから…とメイを閉じ込めるのを辞めたのが去年の冬休みから。
子供たちは最初だけは恐がるけど、すぐに慣れて(擦り寄ってくるのは恐がってたなぁ、最後まであせあせ←特にゆったん(笑))
やっとメイとまた過ごす時間ができたのに。
もっと早くから閉じ込めるのやめてたら、もっと長くメイと過ごす時間持てたのかなぁなんて今は後悔してるよ。
メイの方が最初からあの家にいたのにね…(笑)
それでも文句も言わず(当たり前か(笑))私が成人してお嫁に行くのを見届け、可愛い子供たちを見てきてくれて、あ、そうだ、昔捨て猫を拾ってきたことがあって、何泊か一緒に過ごしたこともあったね。
結局その猫は姉の友達に引き取ってもらって…
とにかく私の人生の約3分の2を共に過ごしてきたメイ。
喋れないだけで何でも分かってるような感じだったよね。
親が居ない夜とかも、メイが居たから平気だったし、頼りになる存在だったよ、メイは。

ゴールデンウィーク前半だったか、メイが食欲ないと聞き、覚悟はするものの、家族みんなお休みでどこに行くか決めてない朝、ふと嫌な予感が頭をよぎって、一人実家へ行く私。
今行かなかったら後悔する…と。
快く行かせてくれた家族に感謝。

実家に着くと姉と甥と姪が来ていて、私はすぐさまメイの様子を見に行くと、メイはうずくまるように寝ていて。
話を聞くところによると、数日飲めないし食べれていないから歩くのもままならず、よろけると。
その後歩き出そうとしていたメイは、やはりよろけながらでとても危なっかしい。
私が行った日の午前中点滴をしてきたのがよかったのか、どうもげっそりしている風には見えなくて、歩く姿を見なければ特に変わった様子はないくらい。
元々痩せてるスマートなメイだったからね。
でもやっぱ動けないから、寝てるか、寝てるようで目は開いてるか、とにかく動かない。
トイレに丸1日行ってないから、とにかくおしっこしてくれとみんなで願った1日。
結局その日はしなくって、みんなが寝静まった夜中か明け方、布団でしたと聞き、安心する。
おしっこが出ないと尿毒症になって死んでしまうと聞いたので。
朝、横になってたメイは横たわったまま吐いてしまって、その勢いでおしっこがまた出て、とりあえず安心。
そんな状況で私は千葉へ帰ってきた。
腎不全だし、歳も歳だからこのまま復活するとはあまり期待もできず、あと数日かなぁ~なんてみんな思っていて、私ももう夏休みまでは岩槻に来れないからと、メイに最後のお別れをして…

それから丸1日以上経って昨日の夜遅く、母からのメールでメイの死を知る。
不思議と涙は出なかった。
覚悟が出来ていたからなのか、単に実感が沸かないからなのか。
そして日付をまたいだ朝、母と電話で話して話を聞いてたら、じわじわと現実味を帯びてきてしまって、電話を切る直前に、もう声が詰まってしまった。
母も眠れなかったようだし、電話を切る直前は母もまた声が詰まってた。

母は自分一人だったら耐えられなかったと。
父も一緒の時に逝ってくれたのはせめてもの救いだと。
私と姉に会うまでは力尽きなかった生命力の強さは本当にすごい。
姉がいたときに痙攣起こしたみたいだけど、その時じゃなくて父と母だけの時に息を引き取ったのも、私には、姉と姉の子供たちの前では力尽きなかったメイの最後の頑張りだったんだと思う。

動物を飼うのは最期が辛いとみんな言うけど、確かに辛いけど、それ以上にもらった幸せはいっぱいいっぱいあった。
元気に生きていて当たり前の時には今ほど気づけなかったけど、メイにはいっぱい幸せもらってきてたんだなぁ。

どうしても人間とは生きるスピードが違うから仕方ないことなんだよね。

メイは一生死んだりなんかしないってどこかで思ってたけど、ちゃんと猫の人生まっとうしたメイ。

ありがとう。
私も今を精一杯生きるよわーい(嬉しい顔)
ほんとにありがとう。

天国では大好きなお刺身を思う存分食べてるかなウッシッシ
夏休み、お墓参りに行くからねグッド(上向き矢印)
お供えとかできるのかな(笑)
お刺身持ってこうか(笑)?
何がいいか考えといてね、メイ揺れるハート