本格的に英語を勉強し始めた中学1年生は(最近は小学生も)、
be動詞と一般動詞を両方使う間違いをすることが結構あり、
I am like bananas. などと言ったりします。
「私はバナナが好きです。」の「です」がamにあたると思っているようです。
すると先生から、「be動詞と一般動詞は一緒に使ってはダメ」などと厳しく注意されますが、
しばらくすると現在進行形のところでbe動詞と一般動詞を一緒に使うことになり、
混乱してしまう生徒もいます。
中学校の英語の教科書や参考書で進行形や受身のところを読むと、
確かにbe動詞+現在分詞とかbe動詞+過去分詞といった記述が出ています。
高校の参考書でさえ同じ扱いのものもあります。
(『ロイヤル英文法』ぐらいになるとただ「be」とだけ書かれていますが)
ところが、中学生向けの辞書でも、こういう場合のbeは助動詞になると書いてあります。
なぜ教科書や参考書はあくまで「be動詞」と呼んでいるのか不思議です。
もっとも、学び始めたばかりの生徒にとっては、
呼び名が動詞であろうが助動詞であろうが大して違いはないでしょうが。