今日は濃い一日だった(全てカポエィラ・テンポ大久保アカデミーアの中での出来事)。
まずはカポエィラ・テンポ14年目にして始めての、ビジター生徒さん経験者レベルの人のためのブラジル先生ワークショップと、
体験OKの超初級レベルの人のためのワークショップ。
毎年新宿区の財団の後援を受けてやってるカポエィラ体験ワークショップを今年はやめて、自前のアカデミーアでやる事に。
せっかくなのでメンバーになっていないけど結構カポエィラできる人対象でやった。
フラカォン先生は、
「いつも日本に来る度、まだメンバーになっていないけどカポエィラ楽しんでいる人にも教えてみたいなと思っていた。今日はそれが叶って嬉しかった。」
とレッスンの最後にステキな事言ってた。
俺もやって良かったと思った。
来年は新メンバー増えてそうな気がした。
そして青帯の昇段テスト、アヴァリアサォン。
今年は男2人、女1人がテストを受けた。
元々は6人の予定だったけど次々と辞退者が現れて3人。
まあうちの4番目の帯はあまり甘くないのです。帯の段階少ないから。
途中、予想どおりポルトガル語(青帯テストはポルトガル語でやるのです)でかなり死亡してたけどみんな頑張ってた。
緊張しすぎだったけど。
まあ俺だって赤帯のテストの時は歌の入り間違えたしな。
よりによって覚えたての難しい歌を調子こいて選んだのもあるけど。
緑帯のテストも調子こいて失敗したけど。どちらもブラジルでの事。
このテストも最後は先生たちがステキにまとめてくれて、見守っていた子供メンバーもその保護者にも何かが届いた様な気がした。
みんなうちでカポエィラをやっている事に誇りを持ってくれるといいな。持つ価値はある。
一番アガったのはうなぎとグッティのセクエンシアかな。ただのセクエンシアなんだけど。泣けるね。
カポエィラやってるとこう言う瞬間がたくさんある。
て言うかこう言う友達ができるってステキですね。カポエィラさいこー。
今ではサルヴァドールのカポエィラ団体でも、こうやって時間かけてアヴァリアサォンをする所はかなり少なくなっているらしい。
うちは本部も日本もずっと続けます。
それを見る事によって学ぶ事もたくさんあるし先生からしても何かを得られる。
あと昇段のジョーゴとは違ったみんなの応援一体感が凄い。
声も出せないので目で応援してる。
うちのみんながうちのみんなで良かったと思えました。
正太郎さんが息子を連れて現れたのも良かったな。
もうそんなに喋れるの~~~。
長い時間よく我慢したのう。
そんで7月3日の昇段式本番についての打ち合わせ。
今年は過去最狭の場所であるこのカポエィラ・テンポ大久保アカデミーアで開催。
でもブラジル本部はここより狭いけど毎年そこで昇段式やってるしって事で強行です。
今年の俺的なスローガンは、この道場を擁する大久保の「GENスポーツパレスを使用前よりキレイにしてイベントを終了する」です。
カポエィラ・テンポはそう言う集団なのです。
頑張ろう。今年はあまり怒鳴らず行きます。すみません。
会場が狭いので広く一般の観覧客を募りません。
カポエィラ・テンポを知っている人はどなたでもどうぞ。でも保護者以外は立ち見です。
なのでチラシも作りません。
あ、打ち上げのチラシは作りました。是非ビジター生徒さんも来て下さい!
新宿区の後援も取る利点が特にない気がしたので申請するのをやめました。
狭くてご迷惑かけてしまうので区長も今年はお呼びしません。
昨年はふらっと一人で歩いて登場したので驚いたなあ。
来年はGENスポーツパレスの4階の体育館でやるのでまた日本一の集客でやります。リングあるからリングでやろうかな。
やらないけど。オクタゴンもあるけど。
そして今日の俺的最後の濃い出来事は、長男小2の貫太の黄帯の音楽テスト。
黄帯までは個別にちょっとずつテストするんですが、貫太はなまじ1歳11ヶ月からビリンバウ弾いてるから自分は音楽できると自信がありすぎ。
黄帯のための音楽練習を全然真面目にして来なかったので、どんどん他の子が合格するのにここまで来てしまった。
さすがにやばいと気づいたようで家でもちょっと頑張ってたらしい。
(家で俺は貫太に教えません。プラモの作り方以外)
昨日やっとビリンバウのトーキ8個全部+アンゴーラをクリア。
同時にやった、4人同時にやって1人落とすよって言う歌のテストでその1人になり、半泣き。
母親に当たる。
そんな中、今日は
「あれ、お前この歌うたえるんだ」
って俺が驚くような長い歌を決めて、合計8曲うたったのでやっと合格させられました。
あとクァドゥラ。
まあさすがにちょい泣けたね。
適度に挫折味わわせられて良かった良かった。
所詮お前は俺の息子だから、運動の才能も音楽の才能もないよ。
でも努力の才能はあるはずなのよ。
努力すればこんな俺でも結構なんとかなるぞ!ってのをカポエィラは教えてくれたので教えたい。
家に帰って貫太は「人生最高の日だ」と言ってたらしい。
(けどこいつの人生最高と最低は数ヶ月に1回来る)
まあ俺がレッスン外の時間に教えてあげない分、レッスン後の自主練に付き合ってくれた大人メンバーや中学生のまひろのおかげ。
そして、年々ハードルが上がるカポエィラ・テンポ子供黄帯のレベル上げに合わせて頑張ってくれた同じ緑帯の子供メンバー達のおかげですね。
この、子供にしてはハードル高いテストを先生の目論見どおりこなして、先に合格してくれてありがとう。
「子供でも全然できる」って教えてくれたのは貫太だけど。
1歳11ヶ月から子供サイズビリンバウを持てて弾けて、5歳から大人サイズのビリンバウを持てて弾けてるこいつを見て、
「それを与えられたらソレに合わせて自分が変わる」んだなあと思った。子供は。大人も。
思えば俺も青帯の2年目までビリンバウ弾きながら歌をうたえなかった。ブラジルで「やらないとダメだ!」と言われるまで。
今聞いたら誰も信じられないと思うけど。
それをしなきゃいけないとならなければ、大抵の人はやらないんだ。
なので今後もハードルは上がっていきます。カポエィラ・テンポ。
色んな意味で。先生しんどー。