今、教育の現場としてある学校が歪んでいるのは、誰の目から見ても明らかだ。
おれが、卒業してからまだそんなに多くの時間が経っていないのに、当時の教育のあり方と、今の学校のあり方では随分と違う。学校の現状を聞くたび、驚くことは少なくない。そしていつも残念な気持ちになる。
これは意識の問題だ。今の世代とおれたちの世代では明らかに意識というか、’モノ’の価値観が違う。
この問題を解決するためには、やはり先生だ。でも今の先生ときたら、、、。
おれは、小学校のときや中学校のとき怒られることが多かった。引っ叩かれたことも何度もある。
周りの友達もそうだった。みんなそうやって、何が正しくて、何がそうでないか学んでいった。
でも、今の先生がおれたちにしたようなことをしたら、先生の死活問題になってしまうらしい。
もちろん暴力は良くないが、教育現場ではそうでない場合だって絶対にある。
きちんとしたものを伝えるための手段として、許せる範囲のものもあると思う。それは、暴力とは言わない。
もう一つびっくりした(非常に残念だった)経験がある。
数年前、塾の講師のアルバイトをしていたころ、ある生徒が私に対して言ったことだ。
その生徒は分からない問題があり、学校の先生に聞きに行ったところ、その先生は、「塾の先生に聞きなさい」と言ったそうだ。その生徒は笑い話にしていたが私は笑えなかった。むしろ腹が立った。
なんという教育の現状だろう。結局、今歪んでいるのは先生に問題があるのだ、と思った。
先生たちは子供たちを見るということが仕事なはず。でも今の先生は、校長の顔であったり、PTAの会長の顔であったり、教育委員会の顔を見たり、果ては子供たちの親の顔を見たりで、肝心の子供たちに目が向いていない。結局は給料の出所に顔が向いてしまっている。これでは、良い教育などできるはずがない。これは、教育のみならず、社会全体の問題である。先生にすべて責任があるとまでは言わないが、このままでは確実に危険な状態になる。今、もう一度先生のあり方を見直す必要がある時期に来てるのではないか、そういう気がしてならない。