以前、Microgreensという文字をネットで目にして、なんだろうと写真を良く見てみると、
色々な野菜の芽がかいわれ大根状態で育ててありました。
つまりMesclun(=ベビーリーフ)よりもさらに若い野菜の総称がマイクログリーンということのようでした。
その時は、とどのつまりは畑で時々引っこ抜いている間引き菜と大差はないのかな?と思ってしまったのですが、
昨年、Chandler's Crabhouse でクラブケーキを頼んだところ、マイクログリーンがきれいに盛り付けされて出てきました。
間引き菜はひょろっとして大した見栄えでもないと思い、サラダに混ぜて適当に食べてしまっていましたが、
クラブケーキのマイクログリーンは一転、おしゃれにお皿を飾っていました。
栄養の点でも、マイクログリーンのような若い芽は、成長しきって大きくなった野菜よりも栄養価が高いということが
FDAの調べで分かったそうで、
さらに、スプラウト類(もやし)の場合は水栽培でもやし状態(光合成をほとんどさせない状態)ですが、
マイクログリーンは土に植えて光合成もさせるので栄養が増えているそうです。
そこで今年はマイクログリーンをちょっとだけ育ててみました。
卵の殻をミニポット代わりにして種まき用土を詰めて、種をきつめに蒔いて庭の半日陰に置きました。
あとはこまめに水やりするだけで、10日ほどでできました。
マイクログリーンとして抜き取る時に数本残した芽を畑に植えた時は、キツキツな境遇で育てたから
ダメもとだなと思っていましたが、夏にはベビーリーフが収穫できるレベルによく育ちました。
卵の殻は砕いて根の底に埋めといたので、それが肥料になったかと思います。
畑に種を一気に直蒔きすると、出たばかりの芽を鳥やナメクジにごっそり食べられたり、
ちまちまと間引きするのが手間だったり、間引いたところでマイクログリーンとして食べるほどの量が貯まらなかったりしますが、
まず卵の殻で育ててマイクログリーンとして食べて、数株残して畑でベビーリーフに、とやっていくと、案外効率的な感じがしました。
料理には、卵の殻に植えていたリーフレタス、アルファルファ、ケール、かいわれ大根、春菊、
畑で間引いた水菜、高菜、小松菜、マスタードグリーンを使って、盛り付けしてみました。
鮭はBBQで焼いたものを切って、アボカドの薄切りとご飯と一緒にセルクルに詰めました。
ドレッシングは醤油とバルサミコ酢とごま油を混ぜたものと、わさびビネグレットを別々に作ってみました。
マイクログリーンは小さいながらも、ちゃんとそれと分かる味があって、とても美味しかったです。
特に春菊は、以前「ためしてガッテン」で、若芽のところは生で食べるのが美味しいとやっていたので試してみましたが、
柔らかくて本当に良い香りでした。
春菊の種を買うと一袋にたくさん入っていて、いつも使いきれないうちに種の寿命が来てもったいないことをしていましたが、
これからはどんどんマイクログリーンを作ることにします。
エディブルフラワーも少し入れました。
チャイブの花は、ネギ風味がほんのり加わってとても良かったです。
ガーデンクレス(クレソンに近い野菜)は、スーパーで買った根を植えた翌年から
種で増殖してしまい、ほぼ雑草と化していますが、その花と若葉も摘んで入れてみました(写真一番手前の葉と黄色の花)。
これはホースラディッシュそっくりのわさび風味の辛みがあって、サーモンとアボカドにはぴったりでした。
ホースラディッシュの白い花もちょうど咲いていたので入れてみましたが、
本家のこちらは全くピリッとせず、殆ど菜の花みたいでした。
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