先日の不妊去勢手術、頭数報告まちがえていて115匹でした。
オスちゃん43匹
メスちゃん72匹、そのうち24匹が妊娠していました。
3月〜4月に出産して、今年2回目の妊娠の子も多かったろうと思います。
およそ100匹の胎児が堕胎となりました。
私たちスタッフ側は、だれも堕胎なんてしたいわけではありません。
でも手術に連れてこられる皆さんが、生まれるはずだった100匹の子猫たちすべてを飼うなり里親さんを探すなりするのは現実的に難しくて、今はまだ堕胎ありきになってしまいます。
だからこそ、妊娠する前に、望まれない妊娠をさせる前に、不妊去勢手術をしていただきたいです。
ときどき、妊娠してると思うんだけど手術したら子猫はどうなるの?って聞かれて
堕胎になってしまいます、と答えると
良かった、って言う方がいますが、べつに「良かった」で片付ける話ではないので、心の声を私に漏らさないでほしいです。
今回捕獲の依頼があった現場では、生まれたばかりの猫が地面に落ちて亡くなっていました。
すぐそばで聞こえてきた子猫の鳴き声は、なんと配管のなかから。
人為的なものではなく、ママ猫が子育てできなかったのだと思います。
すぐに近くの動物病院でミルクを飲ませていただきました。
私たちは二か所の捕獲があるので夕方まで病院で預かっていただいて、手配してその後、ミルク猫のお世話に慣れている方にお願いしました。
まだまだ自力排泄なんてできない日数のはずなのに、刺激なしで赤褐色の排泄とゆるい排便があり、二時間おきにミルクを飲ませていただきましたが
残念ながら翌朝には亡くなってしまいました。
応援してくださっている皆さんには、助かったよ、良かったね、大きくなろうね、ってうれしい報告をしたかったです。
また、恐らくこの子猫たちのママ猫と思われる、産後2〜3日のメス猫さん
麻酔をかけた後に呼吸が止まってしまいました。
妊娠出産で身体に何か起きていたのか、麻酔の副反応なのか、わかりません。
手術を開始して7年ほど経ったでしょうか、
横隔膜ヘルニアで亡くなった子は2匹いましたが、それ以外で亡くなった子は初めてでなかなか手が進まず、
亡くなってしまったのにどこまで報告するかも悩ましくて、今回の報告をするのに時間がかかってしまいました。
今回入った二箇所の現場は、ご自身がごはんをあげていて殖えたのではなく、身内の方がごはんをあげていて気づいたらそうなっていて慌てて相談いただいた現場でした。
どちらの相談者の方も話がスムーズで、猫たちの動物福祉的に一生懸命にしてくださっていたので、助けることができず残念です。
狭い空間で115匹の手術、
先生たちも早朝に埼玉出発で帰宅は夜中
私たちも前日に捕獲~手術~リリースや捕獲器とお部屋の消毒、そして立て替えて支払ったいわき市の不妊去勢手術助成金の書類作成と(←まだ終わってない)
TNR後は、鉛のようになった身体が回復するまで2~3日要します。
手術日になると最近、わたしとスタッフにしにしはお腹が痛くなります。
でも、やりたくないなー、手術日来ないでほしいなーというのは全くありません。
頑張ります!
次回の所有者のいない猫不妊去勢手術は7月26・28日の二日間を予定しています。
26日は一か所の現場だけでいっぱいになると思うので、ご予約される方は28日のご案内となります。
28日、すでに67匹の予定が入っているので、お早目の予約にご協力ください。