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お互いに「助けたい」「里親さんにつなぎたい」という気持ちは同じなのに、保護主である個人ボランティアさんと預かりさんの関係が壊れてしまうケースも多い。
これは個人ボランティアさんに限らず、団体からの預かりさんでも同じことが言えるのだけど、預かりさんとの関係は里親さんとの関係よりも厄介で、繊細で、信頼関係が必要だ。
まずお金の問題
お世話をするのには、ミルクやごはんやトイレ、医療、様々な費用がかかる。
保護主さんと預かりさんのどちらかが、全額自分が負担するのが当たり前という考えでいるならトラブルは回避できるだろうけど、「善意で預かるのだから保護主さんに費用は負担してほしい」という気持ちだったり、保護主は人に丸投げして助けたつもりになってすべてを預かりさんに押し付けるケースの相談もあった。
医療の問題
ノミダニ駆除やワクチン・猫エイズ猫白血病検査など、譲渡前にするのが当たり前、もしくはお金はかけられないから里親になった人に任せるなど、保護主さんと預かりさんで考え方が違うケースもある。
具合が悪くなった時、だれが病院に連れていくのか、医療費はどちらが負担するのか、どこまで医療をかけるのか、考え方はそれぞれだ。
譲渡条件やお世話のしかたもそうだ
一方ではこのくらいの条件ならOKだから早く里親さんに引き渡してしまいたい、という考えだったり、そんなところに譲渡するのはありえない、という考えもある。
信頼関係や意思の疎通は、里親さんよりも預かりさんのほうが必要なことで、それは預ける前に保護主から歩み寄って提示する必要があるだろうと感じる。
よっぽど相手の意思を否定せず尊重できるひとでない限り、預かり前の意思の疎通は必要なことで、面倒だろうけど「預かり契約書」も交わしたほうがいいだろう。
せっかく助けたい気持ちは同じなのだろうから、間に挟まれている犬猫が振り回されないためにも。
ちなみに私は個人のときから含めると12年ほどこの活動をしているが、預かりさんが必要なときにLYSTAの保護っ子を預けるのは、スタッフか20年来の友人かいま子猫を預かってもらっているダルママさんだけだ。
まぁでもこれは、私自身が人間関係の厄介事にバリアを張っているからであって、ほかに預けられるような人がいないということではない。
そして一番めんどくさくて厄介な人間は自分かもしれないとも思っている(苦笑)
つづく・・・