今年の春に、進学や異動などでご新居に引越された方も多いかと思います。
カーテンや照明をつけて、家電などもそろえて、
お手持ちや新規で購入した家具を配置して、、
ここまでで結構エネルギーを使いますよね!
さて、住み始めて荷物も片付き、落ち着いてくると、
オープンシェルフやキャビネット、キッチンカウンターなどの上が、
なんとなくガランとしていたり、
もしくはなんとなーく物が並んでしまって、雑然としてしまい、
「なんとかしたいな、、」と思われるかもしれませんね。
今日はそんな場所を、素敵なコーナーにする、
『ディスプレイのコツを3点』お伝えいたします!
①実用と装飾のバランスを考える
ディスプレイを重視したコーナーにする?
それとも、実用的なコーナーにする?
まず、これを決めましょう!
例えば、空間のアイキャッチになるようなコーナーで、
あまり使いやすくない場所にある場合は、
ディスプレイ重視でも良いかもしれません。
逆に、
日常的に使うキャビネットの上やオープンシェルフには、
見栄えの良いボックス、バスケット、トレイなどに、
日常的に使うものをいれておき、
ワンアクションで物が取り出せるようにすると便利ですよ!
ティッシュケースや卓上のダストボックスなど、
生活感が出がちなアイテムは、
デザイン性のあるものにして取り混ぜると、
生活感をださないコーナーをつくることができます。
いくつか例をご紹介します
CASE 1
こちらはリビングのメインの位置に配置した奥行の浅いシェルフです。
実用性よりも装飾的な意味合いが強い例です。
充電式のポータブルライトを配置して、
ちょっとした演出ができるようにしています。
因みに、上から2段目、高さ120センチくらいのところに
ティッシュボックスがありますが、
パッと見、それとはわからないと思います。
一番下の段のボックスには、ルームシューズが入っています。
CASE 2
逆に、こちらのオープンシェルフは、ほとんど実用的なアイテムを配置しています。
一息つくためのコーヒーメーカーやキャニスター、
バスケットには下のお子さんのタオルや着替えなどがすぐ取り出せるように。
本来工具を入れるツールボックスには、
やんちゃな上のお子様用にとのご希望で、
ちょっとした救急セットを入れています。
このように、実用的なものをカモフラージュするのもテクニックの一つです。
フェイクグリーンも飾って、ほっとできるコーナーにしています。
CASE 3
こちらは完全に装飾のみのケースです。
リビングの入口にあり、
来客時のウェルカムスペースとしています。
電源付きのシェルフなので、テーブルランプもしつらえ、
左官のようなベージュのクロスに
シルエットの映える個性的なオブジェを飾って、
インパクトのあるコーナーにしています。
CASE 4
こちらは長くてスペースが空いてしまい、
お困りだったキッチンカウンターの例です。
中央の空白部分はキッチン家電のスペースです。(デザイン家電ですね)
タイル張りで間接照明を入れたカウンターは、迫力があり、
リビングから見栄えのするコーナーです。
お手持ちのウッディな照明タリアセンと、
ゴールドのポータブルランプをこちらに置くことをご希望でしたが、
テイストが異なるので、両脇にそれぞれのテイストでまとめています。
ワインラック、フルーツボウル、ブックエンドなど、実用性のあるアイテムを、
さりげなくアートやオブジェなどの装飾的なアイテムと取り混ぜています。
グリーンを取り入れると、空間が生き生きとしますよ。
②テーマをもってテイストや素材感、色を合わせる
ディスプレイが加わると、その空間のスタイルが、ぐっと強調されます。
ご紹介した例では、以下のようにまとめています。
■CASE 1
テイスト:エレガントさを加味したモダンスタイル
素材 :陶器・マットなバイオプラスチック・ウッド
カラー :ホワイト+ベージュ+ゴールド
■CASE 2
テイスト:ヴィンテージ・インダストリアル・ブルックリン的スタイル
素材 :ウッド・アイアン・ブリキ・ガラス・セメント・ラタン調素材
カラー :ウォルナット・ブラック・グレイッシュなグリーン
■CASE 3
テイスト:造形的な要素を加えたモダンスタイル
素材 :セラミック・メタル・ウッド・真鍮・ガラス
カラー :ブラック・グレー・ブラウン・ゴールド
内装やテイストに基づいて選んでいきます。
素材やカラーを、バランスを見て配置しましょう。
まとまったテイストのもとに素材感や色彩が響きあうと、
佇まいとか空気感というものが出てきて、心地よい空間になりますよ
③サイズのバランスをとるコツ
飾るアイテムのサイズバランス、悩まれる方が多いかと思います。
ポイントは以下の4点です。
①まず、メインとなる大ぶりのアイテムを数点選ぶ(イメージを決定するもの)
②余白のバランスを見て、サイズの小さなものを追加する
③横に並べるだけでなく、重ねて高さをだしたり、前後に並べたりして
奥行きのあるコーナーにする
④三角形をつくるように並べるとよい
大きなアイテムを選ぶのは、思い切りがいるとお考えで、
小さなアイテムで埋めようとされる方もいらっしゃいますが、
そうするとせっかくのコーナーがインパクトのないものになってしまいます。
中心となる大ぶりのものを数点あしらうと、
コーナーの方向性も決まり、まとめやすくなります。
棚の場合、70%くらいの高さを最大として選ぶと、
パンパンにならずにちょうどよい余白が残って、
バランスが良くなると思います。
また、小さなものを追加する際には、
重ねた本の上に置いて高さをだしたり、
大きなアイテムの前に並べたり、
まとめて配置すると、
単調にならずに、リズム感が生まれます。
よくいわれる「三角形の法則」をご紹介します。
背の高いもの→中間の高さのもの→低いもの
を三角形になるように並べると、良い感じにまとまる、というものです。
このように高い→低いと並べると、単調でつまらないですよね。
最後にもうひとつ、
愛着のあるお手持ちのもの、
お気に入りのものをぜひうまく取り入れてください!
好きなものに囲まれる安心感、満足感が、
ますます愛着のあるインテリアをつくります。
インテリアはどんどん進化していくので、
色々試しながら素敵なご自身のコーナーを育てていってくださいね!
いかがでしたか?
ディスプレイについても、また時々発信していこうと思います!