For Everyman★Jackson Browne | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

贅沢に聴きまくったお正月
 ちょっと一息 ニュートラルに
 七草がゆのような やさしいココロ触り
 ウエストコーストの職人が 頭角を現した頃

 



①Take It Easy
②Our Lady of the Well
③Colors of the Sun
④I Thought I Was a Child
⑤These Days
⑥Redneck Friend
⑦The Times You've Come
⑧Ready or Not
⑨Sing My Songs to Me
⑩For Everyman


ジャクソンブラウンの1973年リリースの2nd「フォーエヴリマン」です。まず注目は、デヴィットリンドレーがギターで初参加していることです。またバッキングヴォーカルとして、グレンフライ、ドンヘンリー、デヴィッドクロスビーも1曲ずつ参加しています。
そのグレンフライとの共作①から始まります。皆さんご存じの通り、イーグルスの大ヒットした1stシングルです。ここでは、ペダルスティールの存在感とドラムの刻みに耳がいく方も多いでしょう。out inする形で②へとつながります。おだやかな表情をみせるカントリナンバーで、ここでもスティールの心地よさが際だちます。ドンヘンリーのバッキングを擁した③はかなしげなイントロ~歌い出しですが、サビ前からの転調で明るく開けていくような印象を受け、シンプルな歌唱ゆえに、深いところまで沁みてきます。ビルペインのピアノとデヴィットリンドレーのギターで歌い出す④もさらりと歌っているように思えますが、しみじみ感が漂うのは、それがジャクソンブラウンの持つ味なんでしょうね。青春の日々という邦題がつけられた⑤はデヴィットリンドレーのあっぱれなスライドとジムケルトナー(ドラム)参加の、古き良き時代を想わせるカントリーバラッドで、なんと原曲はジャクソンブラウンが15,6歳の時に作ったようです。たくさんのカヴァー曲も作られていて、アレンジも様々ですので、聴き比べも楽しめますよ。シングルカットされた⑥は、ピアノでエルトンジョン(異名でクレジット)とバッキングボーカルでグレンフライが参加した軽快なカントリーロックでスマッシュヒットしました。一転、しっとりと歌われる⑦のサビでは、ボニーレイットがバッキングで歌っています。⑧ではデヴィットリンドレーのエレキフィドルが聞こえ、ジョニミッチェルのピアノとウィルトン・フェルダーのベースがフィーチャされた⑨とバッキングのプレイにも注目の曲が並びます。
そして、ラストを飾るタイトル曲⑩。ロックからジャズに至る様々なミュージシャンのバックでベースを弾くリーランド・スカラーデヴィットクロスビーが参加しているこの曲は、CS&Nの核戦争と放射能汚染をモチーフにした「Wooden Ships」へ答えた曲と言われています。
ゲイリー・マラバーのドラムとデヴィットリンドレーのスライドが盛り上げるエンディングも聴き所です。







ずいぶん前に、ジャクソンブラウンの他のアルバムをとりあげていますので、下記から読みに行ってくださいね^^
Late For The Sky

The Pretender