When A Guitar Plays The Blues★Roy Buchanan | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

~また喧噪の中へ戻る前に~ 
この熱い名盤を聴こう
但し 夢前案内には ちと刺激すぎるかも


 


1. When A Guitar Plays The Blues
2. Chicago Smokeshop
3. Mrs. Pressure
4. A Nickel And A Nail
5. Short Fuse
6. Why Don't You Want Me?
7. Country Boy
8. Sneaking Godzilla Through The Alley
9. Hawaiian Punch


ロイブキャナンの1985年リリースの「ウエン・ア・ギター・プレイズ・ザ・ブルース」です。以前に、このアルバムに収録の④にスポットを当て載せましたが、今回はアルバムを紹介します。まずは④の他に、もうひとりゲストヴォーカルを迎えた曲⑥があります。グローリアハーディマンというゴスペル系の女性シンガーらしいのですが、余裕さえ感じられるほど、上手いんです。哀愁を含むロイの静寂空間を裂くような音色のブリッジに繋がれて後半も灰汁が強すぎない8割ぐらいのシャウトで迫力ある本格派ヴォーカルを聴かせてくれます。ブギー仕立ての⑦は、ファッツドミノのそれが原曲とクレジットされてるんですが、違いすぎてまったくわかりません(笑)いや、注目はそこではなく、このラフなギタープレイでして、小気味よいピアノのタッチの上で展開されるディープでハードなブギーに、思わず身体も揺れてしまいます。
まぁ聴き所多しのこのアルバムですが、やはり、いきなり得意のヴァイオリン奏法で始まるRoy Lee Johnsonのスローブルース①の鬼気迫るような鋭さで完全に持って行かれるでしょう^^アルバートコリンズのプレイでも有名な曲ですが、甲乙つけがたい出来映えです。
アリゲーターレーベル移籍第一弾は、吹っ切れた感があって、ロイの残した作品の中でも代表的なアルバムでしょう。










音譜前回の記事です音譜
***テレキャスター職人ロイブキャナンの前作より4年ぶりの1985年リリースアルバム「When a Guitar Plays the Blues」に収録。このアルバムでも、そのテレキャスから生み出されるカキーンカキーンというかなきり音に加えピッキング・ハーモニクス、ロイ独特のヴァイオリン奏法、ライトハンド奏法までもとびだしている。この曲ではスペシャル・ゲストとしてソウル界の重鎮オーティス・クレイを迎え、サザンディープソウル界の最高峰O.V.ライトの名曲「ニッケル・アンド・ネイル」を、決して互いの主張合戦ではなく激しいまるでヴォーカルVSブルースギターという戦いの様相を呈しているように、分厚く、エモーショナルに迫ってくる永久の名共演といってもいいでしょう。***