TERRY REID★River | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

東へ西へ はたまた海の向こうにも・・・
レジャー三昧最中の夜
落ち着きを欲するココロなら

特級英スワンプをおすすめします




リヴァー/テリー・リード

1. Dean
2. Avenue
3. Things to Try
4. Live Life
5. River
6. Dream
7. Milestones


英のシンガー&ギタリストテリーリードの3rd「リヴァー」(1973年)です。60年代中盤辺りから活動し始め、68年には1st、69年に2ndを発表、そして今作は、米へ渡りアトランティックからリリースされた第1弾です。そのきっかけとなったのが、デヴィットリンドレーとの出会いにあったそうです。そのデヴィットリンドレーと共に米に移り、プロデューサーにトムダウトを迎え、バッキングにもデヴィッドリンドレー他精鋭達が配置されるなど、そのバックアップは高度に整えられ、英スワンプの最高傑作と称されるアルバムが完成したのです。A面はバンドスタイルで、B面はアコースティックスタイルで構成されています。①はリンドレーのラップスティールが流れる上をソウルフルヴォーカルが思う存分浮遊する最高級かっこいいナンバーで、これが20代前半で醸し出せる味か!という渋々度が半端じゃありませんよ^^②は濃厚に黒っぽい重厚レイジーナンバー、ドラムの刻みが心地よい軽快ナンバー③、曲調に派手さはないものの、かえって、一糸乱れぬリズム隊の演奏力が際だちバンドスタイルのラストを飾るには見事な盛り上がりです。サンタナなどに参加で有名な米のラテンジャズのキーボーダーウィリー・ボボのコンガをフィーチャした⑤は落ち着いたラテンバラッド、イエスやELPのプロデュースで知られるエディ・オファードが手がけた⑥(⑦も同様)はアコギ弾き語りで、穏やかなギタータッチにバッキングされ、情感こもった歌唱が聴けます。口笛で始まり静寂の中唄われる⑦はヴォーカルの資質の非凡さがダメ押しされているようで、しばらく無の境地に似た余韻を残します。オファーがあったと言われるツェッペリンやパープルのフロントアクトに就いていたら・・・と思ったりします。
さて今回、1st~の3作が再発され、またまた欲しい欲しい病にやられています(笑)