四人囃子★ゴールデンピクニックス | key's music navi

key's music navi

明日も今日の夢のつづきを

冬の嵐になるらしい 成人に荒っぽい祝福だね
僕はこれを贈りましょう
大人になったのも ついこの前の若者達が生んだ
本格派プログレサウンドを

四人囃子の1976年リリースの3rdアルバム「ゴールデン ピクニックス」です。ベースの中村真一が脱退し新しく佐久間正英が加入し、以前に紹介した一触即発から、さらにサウンド的に飛躍し、日本のプログレバンドここにありと言える最高の作品となっています。オープニングは、ビートルズのインストカヴァーで宇宙空間を漂っているような序章的短曲、ポップナンバー②は佐久間が在籍していたバンドの曲だったらしい、そして代表曲のひとつ③は、脱退した中村の作品で、軽やかなリコーダーが印象的な前半部から一転スピード感溢れる展開がたまらなくかっこよく、見事なまでの個性を感じます。タイトル通りの爽やかさを与えてくれる④、15分越えの大作⑤は、プログレらしいフリージャズ的プレイやSEを使いサウンドを合成していて、カンタベリー系のイメージに接近しています。また曲中でのサックスが良いアクセントになっているのも印象深いですよ。⑥はこの作品を最後に脱退する森園勝敏が、その後結成するプリズムのナンバーと言って良いほどのフュージョン臭いサウンドとなっています。

ゴールデン・ピクニックス/四人囃子
1. フライング
2. カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)
3. なすのちゃわんやき
4. 空と海の間
5. 泳ぐなネッシー
6. レディ・ヴァイオレッタ








ペタしてね