イタリアンプログレバンドP.F.M.(PREMIATA FORNERIA MARCONI)の1975年リリースアルバム「チョコレートキングス」です。アメリカへの痛切な反感が込められたアルバム(なんとイタリアの盤のジャケットには太ったモンローが・・・)ですが、あえてそこには触れず、とにかくこのパワフルなバリテクサウンドをご紹介したい^^。このアルバムを聴くまでは、その存在すら知らなかったのですが、FMラジオから流れてきた音が耳に入って来たとたん、凄い衝撃がありました。ここでは、すべての歌詞を英語にし、ネイティブな英語を話せるヴォーカルを新しく迎え、またサウンド自体もロック色を強く帯びたジャズというイメージに進化しました。ギター・ベースに加え、それに絡むヴァイオリンやフルート、ハモンドが恐ろしいまでのテクニックとパワーを見せつける①だけでも聴く価値ありです。②では、エレピやアコギが主導するイントロからの美しいバラードが一転、激しいインタープレイの応酬へと展開していく様は、なにか脈拍が一気に早くなるような興奮を覚えます。タイトルナンバー③は、シンプルなロックですが、英米とは違う雰囲気が漂うのは、これぞイタリアンロックと言うことなんでしょうか^^ほんと全曲度肝を抜く圧巻ナンバーとなっています。
チョコレート・キングス(紙ジャケット仕様)/P.F.M.
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2. Harlequin
3. Chocolate Kings
4. Out on the Roundabout
5. Paper Charms
①
②
③
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