本当に愛情深い親なら、子どもが欲しがるからと言って
ご飯そっちのけでお菓子ばかり食べさせるようなことはしません。
子どもが泣いてばかりいてうるさいから、
自分が称賛されるための道具にならないから
「ダメな子」と決めつけて育児放棄したりしません。
栄養について勉強して、子どもが喜んで食べる工夫をしたり
泣いてばかりだったり、成績が悪かったりしても
嫌ったりせずに、慰めたり励ましたりして
子どもが喜ぶこと、人生がうまくいくように、成長に必要なもの・ことを
10年、20年と与え続けます。
アンラッキーなことに、そういう親に恵まれなかったために
心の成長が遅れている自分、アダルトチャイルドである自分に気づいたら
自分で自分の親になって、辛抱強く、成長を取り戻すことを続けることが
自分を愛することなのだと思います。
成長が10年遅れているなら、10年かけて成長させる!くらいの慈しみを持って。
愛情深い親なら、子どもが小学校1年生の時に、
大学受験の勉強や、大リーガー並みの野球練習を強要したりしません。
寄り添いながらその子にあった勉強や運動をさせて、
日々の小さな進歩を一緒に喜ぶと思います。
そういうことを、(もちろん、誰かの助けも借りながら)自分で自分に与える。
毎日1%ずつの改善を続けたら、雪だるま式に大きく成長します。
自分が変わっていくことを実感したら、とても楽しくなります。
なんでインナーチャイルドワークやっているんだろう、なんて、
以前は冷めた目で自分を見て思うこともあったし
こんなことばかりしている自分の人生って、いったい何なんだ!とイライラしたけど
変わってきた自分の軌跡を思い返すと
有意義な人生経験だったなとも思えるのです。(たまに、ですが。笑)
愛情深い親に恵まれた人は、きっと、
掛けられた愛情のありがたさ、尊さに気づきにくいだろうし
心(脳、神経)が成長していく仕組み、
人間の進化や心身の仕組み、自然の摂理に畏敬の念を憶えるとか
そういう得難い体験をすることはできないことでしょう。
「親を選んで生まれてくる」なんていう考え方を私は信じませんが
もし、信じるとしても、それは、
「親から自立せず、親を喜ばせるために一生を終える」とか
「苦しみに耐え続ける人生、この親を選んだ自分を呪い続ける人生」という意味じゃなく
子ども時代に与えられなかったもの、喪失したものを
一つひとつ自分の手で見つけ出して、ちょっとずつ強くなっていく
冒険RPGゲームのような面白い旅や
「たまごっち」みたいな育成ゲームを味わうために、この両親を選んだ、と
解釈したいと思います。
そういう意味で、この面白いゲームを与えてくれた両親に感謝したいと思います。
まだ100%の感謝には遠いけど、きっと、それができたら、
ゲームクリア!なんじゃないかと思います。
それまでは、面白がって、このゲームをプレーし続けようと思います。
それをプレーすること自体が、自分を愛することになるのではないかと思います。
良ければ応援お願いします。
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