『悲しみよこんにちは』というフランソワーズ・サガンの名作がありますが(読んだことないけど。笑)

 

悲しみを感じきって、悲嘆のプロセスを進めていくときには

 

感情に対して「ウェルカム!」の気もちを持つほうがいいそうです。

 

(↓翻訳機能で日本語字幕が見られます)

 

 

感情を遠ざけようとして、感情と闘うことにエネルギーを使い過ぎて

 

うつやシャットダウンの状態になってしまうのだそうです。

 

ネガティブな感情を敵とみなさないで、「こんにちは!」くらいの気持ちでいること

 

「喜んで感情を感じます」という態度が必要ということですね。

 

 

そして、感情を受け入れるいいやりかたとして3つ、紹介されています。

 

1.ペンジュレーション(振り子)

思い切り泣いたりする時間をしばらく過ごして、その後、ゆっくり休んで、地に足を着けた落ち着いた状態に戻り、また感情に浸る時間を作って、、、と、振り子のように行ったり来たりする。

 

2.リソーシング

誰かにそばにいてもらうとか、エクササイズをするとか、自分をいたわるようなこと、心の支えになること、自分の心身がリラックスできるような活動を取り入れる。

 

3.タイトレーション(滴定)

水を1滴ずつ垂らすように、ちょっとずつ感情を味わう。時間を決めて、短い時間だけ感情に浸ってみる。。。を繰り返していく。

 

 

結局、強い感情に圧倒されて心身が耐えられないから、

 

感情を遠ざけようとするわけなので、耐えられる分だけ小分けにしながら

 

「ちょっとずつ」ならしていくっていう感じなのかも。

 

 

ただ、これは自分の経験から思う事なのですけど

 

まずは「安全・安心」な状況、環境をつくることが大事だと思います。

 

大きな責任を背負っていたり、危機的な状況にあったり

 

身体に不調があったりするストレスフルな状況なら

 

ちょっとの感情でも耐えられないくらい、

 

いっぱいいっぱいになっているだろうし

 

感情に圧倒されたり、感情を味わう事ってとっても疲れるから

 

それで生活や仕事に大きな支障が出てしまうと、

 

それはそれで新たな「傷」になりかねない。

 

 

子どもが、学校で何かあっても泣かずに我慢して

 

家に帰ってお母さんの顔を見たとたんにワーッと泣き出したりするのと同じで

 

「泣いている場合じゃない」から、感情も出てこないわけで

 

「泣いてても大丈夫」になって初めてちゃんと泣けるのだと思います。

 

 

 

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