前の記事で書いたことと繋がるのですが
「甘やかしすぎ」はかえって不幸になるということが
↓この本に書かれていました。
著者のアンナ・レンブケ氏は、↑この本の中で
「最近の親は、子どもにトラウマを植え付けることを怖がって甘やかし過ぎではないか」
という趣旨のことをおっしゃっています。
「やりたいと思ったらすぐにやる、やりたくないことはやらない」というモットーで
例えば、寝たいときに寝て、性的欲求はネットで相手を探してすぐに満たす、
といった生活を送ってきた結果、依存症で苦しんでいる若者の例も出てきました。
そんな、楽園に思える生活が、結局は地獄の苦しみに陥らせてしまうのですね。
子どもでも大人でも、甘やかすのがいいのか、厳しくするのがいいのか、という
二者択一ではなくて、耐えられる、すぐに回復できるくらいの厳しさかどうか
年齢や生まれつきの性質やその時の状況によって、見極めることが大事じゃないかと。
「艱難辛苦、汝を玉にす」ではないけど、トラウマにならない程度
ちょっと休んだらすぐに回復できる程度の苦労はあったほうが
強くなれて、結局は生きやすくなるのだと思います。
ただ、発達性トラウマを抱えていると、ショックや苦痛がトラウマになりやすいので
ショックを受けるような機会は、なるべく避けたほうがいいと思いますが。
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