みなさま、こんにちは。Lynnです。

今日は「【概要】三木清「語られざる哲学」抜粋ノート」と題してお届けします。


角川ソフィア文庫の「人生論ノート 他二篇」
著者は三木清さん。

「他二篇」のひとつが
「語られざる哲学」です。

角川ソフィア文庫では p173~p266。
読みながら付箋をはった箇所をみなさまとシェアしたいです。

今回は、概要。


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「語られざる哲学」の最後に、
三木はこう記しています。

p266
【──千九百十九年七月十七日
東京の西郊中野にて脱稿】

巻末、岸見一郎さんの解説によると
p292
【『語られざる哲学』は、京都帝国大学文学部哲学科に在学中、1919年の夏、三木が23歳の時に執筆された。】


岸見さんは「語られざる哲学」をこう紹介しています。

■p296の出だしの二文はこう。
【「懺悔(ざんげ)は語られざる哲学である」という一文から始まる本書は、三木の哲学の原点である。自分の内なる醜悪や厭(いと)うべきものを懺悔することで生まれ変わろうとする理想主義に溢れている。】

■p297の結びの二文はこう。
【三木は「私が根本的に求むるものは哲学を知ることではなくして哲学を生きることである」といっている。書き終わると共にまったく新しい性格の人になるべく書かれた『語られざる哲学』を読み終われば、読者の人生も変わるだろう。】


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23歳の三木清から、
「語られざる哲学」から、

104年の時を越えて
わたしの心に響いた箇所を

次回からの記事でみなさまとも、
その響きを分かち合えたら嬉しいです。