「そういう事だったのか」


と ずいぶんと時間が経ってから

理解することがある


大した事ではなくても

気付いた時にはちょっと嬉しい


だいぶ前だけど 友達の家の庭にいた時


友達の娘さんが 脚と腕 5箇所くらいを

虫に刺されてしまい

「痒い!痒い」と騒ぎ始めた


(友達夫婦はイギリス人。娘さんは日本のアニメが大好きなティーンエイジャー。

彼女のお父さんとは、10代の頃からの腐れ縁なので、彼女が生まれる前から知っている。)


「マイは大丈夫?刺されなかった?」


同じ場所にいたのにも関わらず

わたしと もう1人の子どもさんは

全く刺されていなかった


すると自分だけ虫に刺された娘さんが言った

「I may have marechi blood」


知らない英単語が出て来たぞ?

と思い

「marechiって何?」と尋ねた


娘さんが言うには「marechi」は

日本語なのだそうだ


「マレチ」と言っているように聞こえたが

そんな日本語なんて聞いた事がないから 

何か別の言葉を 勘違いしているのか

又は 聞き違って覚えているのだろうな


とその時は思った


それからしばらくしてコロナ禍になって

自由に外に出られない 誰にも会えない

長いロックダウン生活が始まった


断捨離 終活 大掃除も終わってしまい よほど暇を持て余していたのだろう


それまで全く興味がなかった

日本のアニメと韓国ドラマを観て過ごす事にした


そして日本のアニメ 

Damon Slayer (鬼滅の刃)を観ている時に

初めてその言葉が出てきた



「marechi」





「珍しい血液の持ち主」の事らしい




人喰い鬼達が 「マレチの人間の子ども」を食べようと争い奪い合う


そして主人公とその仲間達が その子どもを救おうと

鬼達と激しい戦いを繰り広げるストーリーでした


マレチ…

おそらく「稀血」と書くのかな?


あいにく 日本語字幕がついていなかったので

どんな字を書くのかは分からない


「鬼滅の刃」の中だけの造語なのかもしれない


アニメ好きのノンジャパニーズは

日本人のわたしより日本の事に詳しいもんだわねぇ



家に遊びに来てくれた

職場の後輩さんをジロジロ見つめるエンちゃん↓