今年の2月。

実家の庭に、ネコを2ひき捨てて行ったヤツがいた。


(言葉が悪いのは重々承知だが、命あるものを虐待したり、寒空の下、他人の家の庭に放り捨てて行くようなヤツを、ヒトだと呼びたくないのです。)


お腹に赤ちゃんがいて出産が近い子と(見た目じゃ全然分からなかったそうだ)、

肝臓の悪い子♂を、同時に置き去り。


おそらく2ひきは捨てられるまで、一緒に室内で飼育されていたと思われる、と獣医さんが言ったそう。



両親はもう若くもないし、健康でもないため、庭の手入れが行き届かず、庭木が鬱蒼と茂っている。

近隣の民家も空き家なので、ソイツにとっては人目につかない、「格好の捨て場所」だったのかもしれない。


いつも、盆正月前には幼なじみのヒロシが、

ヒマツブシにフラリとやって来ては、潔く庭木をバッサリ刈り込んでくれるのだが、去年と今年はコロナの影響で自粛。


それからひと月もしないうちに、

おんなのこは、赤ニャンを5ひきも産んでママになった。









おとこのこは、肝臓の治療を受けながら、今はだいぶ数値も落ち着いて、実家で、ママネコや赤ニャン達とは別の部屋で、元気に暮らしている。




お顔はブチャイクだけど、とても懐っこい、甘えん坊のおとこの子、らしい。



それから約3ヶ月後。

生まれた5ひきの赤ニャン達は、予防接種や検査を受けた。


みんな健康。(お腹にムシはいたそうだけど)



このうち2ひきの赤ニャンは、それぞれ、

「望まれて」ネコ好きなおうちに家族として迎えられた。


2軒とも妹の親友の家。


いっぴき♂は、先住保護ネコさんが2ひきいるお家へ。


初対面の動画。


全員♂だから、うまく一緒に暮らせるのかな?

と、やや心配になりましたが、先輩ニャン達2ひきが、とても優しい子なので、すぐに打ち解けたみたい。

お兄さん達と一緒に、一丁前にお庭の警備。

真ん中の子のエリアシがかわいい〜。


優しいお兄さんネコ。


これは送られて来た、最新の写真。

大きくなったなぁ。


もうすっかり、本当の兄弟みたいです。


そして。


もういっぴきの赤ニャン♀を迎えてくれたお家には、去年、保健所から引き取られてきた、先住ネコさん♀がいる。


一年経ってやっと慣れて来たので、その子にきょうだいを…と、ちょうど考えていたとのこと。


この先住ネコさんが、とても穏やかで優しい子。


赤ニャンを大歓迎して、ペロペロ毛繕いしてくれたので、初対面ですぐに赤ニャンが懐いて、ベッタリの関係になったそう。


幸せそう。