浮かれている場合ではない | 慟哭のプリンス/咆哮の油姫

浮かれている場合ではない

今夜のニュースはどこもトップ扱いがコレだダウン

 

 

明日の朝刊でも大きく報道されるに違いない。

 

 

証券会社ではくす玉が割られ、

 

拍手と歓声が渦巻いてたクラッカー

 

 

銀行も負けじと投資信託の勧誘電話に拍車を掛ける。

 

新NISAが年明けから解禁となり、絶好のビジネスチャンスという訳だ。

 

 

しかし、株高は34年前の最高値とは環境が違う。

 

まず大きく違うのは景気がどん底で物価高の給料安。

 

株価は確かに民主党が初めて政権与党となった時の7000円割れから5倍以上上がった。

 

だが、米国は14倍も上昇しており、先日GDPで抜かれたドイツよりも上昇率は低く遅い。

 

戦後の高度成長の波に乗り、米国に次いでGDP世界2位まで上り詰めた日本も

 

下請けとして安い労働力で利用してきた中国に抜かれて第3位に転落、

 

そしてつい先日、ドイツにも抜かれて第4位に凋落。

 

3年後にはインドにも抜かれて第5位に落ち込むのは確定的と言われる。

 

日本の国力低下は少子高齢化で生産年齢が先細りとなってるから成長の余地が低い。

 

では今なぜ株高なのか?

 

それは日本株市場の70%以上を仕切っている外国人投資家の仕掛け買いが大きい。

 

円安で輸出企業の業績が良くなったのを理由に先物を中心に上昇を牽引している。

 

逆に海外からの輸入に頼る日本は円安で原油高、資源高、

 

それに付随して輸送コスト高、人件費高騰で物価高は歯止めが利いていない。

 

今後は大規模金融緩和が終わり、金利上昇が始まるのは間違いない。

 

そうなれば不動産ローンの金利も上がり、銀行預金の金利上昇を見込んで買い控えも増える。

 

つまり、新たに家や車、宝飾類も買える余裕が市民になくなって来る。

 

こうなると内需が悪くなり景気悪化に拍車が掛かる。

 

日本の実体経済が悪いにも関わらず、外国からのマネーゲームで日本株が踊らされている。

 

逆張りが身上の個人投資家が今、株価上昇に乗り遅れまいと順張りに転じている・

 

これは危険な兆候と言える。

 

今後の予想として、日経平均株価は4万円を超えていくだろう。

 

そうなればにわか投資家も増え、今買わないと乗り遅れると買いに走る。

 

株価は5万越えを目指すと誰もが思ったところが天井となり、暴落の切っ掛けとなる。

 

そんなシナリオを描いている。

 

歴史は繰り返す、それはいつの時代も同じである。

 

そう、浮かれているとすぐ足元をすくわれるぞにひひ

 

 

(苦笑)