シリコンバレー銀行ショック!
先週、米国のシリコンバレーバンクとシグネチャーバンクの2行が
債務超過に陥り相次いで経営破たんした
それはリーマンショック以来最大の規模となった。
これはえらい事になるなと思った翌週月曜日、
東京市場を皮切りに欧州までドミノ倒しのように世界同時株安となった
特に銀行株の大幅安が世界中に飛び火し、信用不安が広がった。
原因は1年前から始まった米国の金融引き締めから金利上昇への転換。
債券で運用していた銀行は債券安に見舞われて経営が傾いていたところへ
預金者が次々と現金を引き出し始めた為に債務超過に陥ってしまった。
いわゆる取り付け騒ぎだ。泥船から次々と逃げ出す鼠のように恐怖から自己資金を引き上げた。
このままでは全米の銀行から世界中の企業、個人預金者が一斉に金を持ち出して大恐慌となる。
米国大統領は慌てて声明を出した。
これで市場は少し落ち着いたが火種は残っている。
米国がクシャミをすれば日本は風邪を引く関係から対岸の火事では済まなかった。
そして本日も大幅下落。
実はテクニカル分析的には暴落前から3/9の2万8734円が目先の高値となり、
この先は下落トレンド入りになるかもしれないというサインが出ていた。
そこへ3/10の米国銀行破たんのニュースが大幅下落のトリガーとなった訳だ。
大幅下落は買いのチャンスでもあるが、
中途半端な値ごろ感からの買いは大ヤケドする。
ここからチャート的には日足よりも週足に注目し、
需給、株価指数、そして外国のヘッジファンドによる日経平均先物売買を確認しながら
合理的な戦略をとる必要がある。
昨年12月に先物の利益確定売りをしてからノーポジションの私。
3か月ぶりにチャンス到来か
(笑)