御徒町「縁」再訪②
カーテン仕切りの施術部屋が四つ。
以前と変わらない。
「こちらです。」
その一つに案内されると、小姐が立っていた。
南方系の顔をしていた。
「〇〇ちゃんです。」
施術服は、ミニチャイナとミニワンピの2種類。
この嬢は後者だった。
「紙パンツを履いて下さい。」
「はいはい。」
服を籠に入れ、Tバック型紙パンツを履いて椅子に座る。
「失礼シマース」
湯の入った洗面器を持参し、足を洗う。
「うつ伏せお願いシマ―ス」
乾いたタオルを掛けられての指圧。
最初からベッドに乗っての力強いマッサだ。
掌底を使って右半分、左半分。
指先、そして肘も使う。
肘で脇を突かれたマッサは痛かった。
肘は神経が鈍いから力加減が難しい。
ここでマッサ歴が分かる。
この嬢は「中級の下」といった感じだろう
決して下手では無いが、上級レベルでは無い。
ただ、強揉みを得意としているようなので
オイルになれば実力を発揮できるに違いない。
「オイル使いますネ」
案の定、オイルで滑りが良くなった施術は見事だった。
両腕をオイルまみれになってやってくれる。
経験をもっと積めば指圧の方も上手くなるだろう。
仰向けになり、オイルコースのみだったのだが、
リンパも少しやってくれた。
初見の客に対する「御挨拶がわり」ってやつかw