御徒町「イブ」③ | 慟哭のプリンス/咆哮の油姫

御徒町「イブ」③

カーテンの奥に立っていたのは、

30代とおぼしき小柄でマニアックな体系のアガシだったw

施術部屋の穴開きベッドは、コーナーにピッタリ寄せられていた。

これだと、嬢が反対側に回り込んで施術が出来ない。

などと、思っていたら、担当嬢から全裸指令。

「シャワー、行きマース!」

嬢に続いて、腰にタオルの私が続くw

目の前の1人用シャワーをスルーし、奧の垢擦り部屋へ。

タイル張りの古式ゆかしき室内。

慟哭のプリンス/咆哮の油姫 ←画像はイメージねw

垢擦りベッドの上にある枕は、昔の氷が入るゴム枕だった。

なんか昭和のエステだなあ、と思っていたら台の上で俯せ指令。

俯せに寝ると、垢擦りタオルでゴッシゴシ。

一応オイルコースなので軽く全体を洗う感じだ。

部屋に戻ると、全裸のまま俯せ。タオルを一枚掛けられてマッサ開始。

その施術は、サウナで見かける指圧方法だった。

両手の握力を使ってジワッと力を掛けたり、なかなか心地よいニコニコ

時々、ポンポンっと大きな音を立てて体を叩いて慣らす。

風呂上がりには、こんな施術が一番体に合うね。

熟練の技に、安心して体を委ねる。

少し、ウトウトと眠くなってきたところでオイルに移行。

だが、オイルは、背中から腰、尻、足と軽くやって終了。

蒸しタオルも、そこからビニールシートで簡易サウナという流れではなく、

オイルを拭き取るためのものだった。

「シャワー、浴びてきますね。」

嬢は、部屋の照明を少し落として出て行った。

ああ、そうか、時間配分からか。

玄関で聞き覚えのある音楽が鳴り響く。

新しい客が階段を上ってきたことを、

センサーが感知して知らせるお馴染みのシステムw

そう言えば、マッサの途中でも鳴っていた。

て、ことは、私の後に客が2人続けて入店してきた事になる。

こんな場末なのに、意外と店は流行っていた。

「ただいま~」

担当嬢の御帰還だ。

さてと、ここからが勝負だ。


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(笑)