御徒町「イブ」② | 慟哭のプリンス/咆哮の油姫

御徒町「イブ」②

長者ビルは以前、地下のピンサロから最上階まで、

すべて風俗店で埋め尽くされていた時期もあった。

居酒屋が入った今は、風営法改定強化の荒波に揉まれ、

何度も改名を繰り返して生き残りを図るエステ店のみが上階を占める。

慟哭のプリンス/咆哮の油姫

その歴史の全てを見守ってきた看板には、

風化と共に、風格さえ漂っているw

慟哭のプリンス/咆哮の油姫

さて、感傷に浸っている暇は無い。

歩を前へ進める。

果たして、この階段は、魔界へと続くのか!?

慟哭のプリンス/咆哮の油姫

2階「オリーブ」の入口を右手に見ながら、

更に上を目指す。

途中の壁には、監視カメラが設置されている。

これは、各エステ店が、客の動きと当局の監視の為に独自でつけたもの。

3階「トマト」の監視カメラを頭上に見ながらスルーして4階へ。

まるで、映画「死亡遊戯」のブルース・リーの気分だ (゚_゚i)

慟哭のプリンス/咆哮の油姫

4階「イブ」へ到着。

だが、入口のノブを回そうにも鍵が掛けられている。

監視カメラで私の姿は見えているはずだ。

再び、ガチャガチャとノブを回していると、

中から「ガチャリ」と音がしてドアが開いた。

招き入れてくれたのは、ラフな格好をした中年のおっさん店長だった。

白髪交じりで初老に近いが、目つきは鋭かった。

店内にはBGMが掛かるが、それ以上に待合室のTVの音量が大きかった。

おっさん店長が見ていたと思われるTVの待合室に通された。

それにしても店内は、ビルの外観以上に老朽化が目につく。

大した改装もせずに、居抜きで続いてきた店舗なのだろう。

などと思っていたら、おっさん店長がメニューを提示した。

「夕方までは、この価格、夜はこの価格ね。」

同じ施術時間、同じ内容で、2種類の価格設定となっている。

エレベーターの無いビルの4階、同じ韓国エステが階下に2店、

不利な条件ながら強気の価格設定には、意味があろう。

私は、60分コースを選択。

この手のエステでパネマジを騒ぐのは、愚の骨頂。

ゆえに、嬢の写真も見ずにフリーで入った。

ほどなくして案内となった。

店内の赤い電球の照明など、昭和のレトロな風俗店を彷彿とさせる。

しかし、掃き溜めに鶴、ということわざもある。

まあ、過度な期待はせずに嬢との対面に備えたべーっだ!

施術部屋のカーテンが開かれる。

「はい、お客さんの御案内です。」

この瞬間は、いつも独特の緊張感が走る…

慟哭のプリンス/咆哮の油姫

(笑)