ノルウェイの森 | lyd

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「Live Your Dreams」⇒『夢に生きよう』

思い出した。村上作品で、何故、
「ノルウェイの森」を読んだのか。

たまにここで書くけど、大学生の頃、
社会人の方と、タトゥーショップ店員と
3人でルームシェアをしてた時の話。
その社会人の方とは、NPOで出会い
すぐにルームシェアすることになって、
一緒に住んで、一部屋余ってたから、
募集をしたら、ハーフの女性が来た。
男・男・女の、共同生活を送っていた。
毎日、密度の濃い時間だったと思う。

で、一緒に住んでた社会人の方は
とても読書好きな方で、6畳一間の
部屋の中は、ほとんどが、本だった。
そして、よく本を借りて読んでいた。

「社会人になるなら、村上春樹は
 ちゃんと語れないといけないよ。
 最低でも、ノルウェイの森だね。
 僕は、昔から何度も読んでるよ。」

作品名だけは聞いていたけれど、
そういえば、読んだことなかった。
その社会人の方は、面白かった。
凸版印刷ではトップ営業マンやし、
学生の頃は、討論会を主催したり、
名古屋の大学生をまとめていたり、
オノ・ヨーコを招いて、「imagine」
っていうイベントを企画運営してた。
その行動力に、強く強く憧れていた。

そんな人が薦めてくれる本やから、
これさえ読めば、その人みたいに
“立派な”社会人になれるかもしれん。
そんな打算で、読み始めたって感じ。

そんなことを、思い出した。

急な出張が多かったおかげで、
移動時間が多かったおかげで、
読書できる環境が、整っていた。
そして、ノルウェイの森を完読した。

所々、フレーズを覚えていたけど、
ほぼ、新しい作品として読んでた。
それだけ当時は、記憶にほとんど
残らなかった、ってことだと思う。
それにしても、こんなに官能的な
描写が多かったっけな、と感じた。
いきなり現れては、パッと消える。
大学生の頃の自分には、
肌に合わなかったのか。
それとも、リアルでなければ、
受け付けられない思考だったのか。
ようは、自分の理解範囲を越えてた。

人は、寂しさでしか、つながれない。
人の感情が、荒々しくて、生々しい。
文学を語れるほど、本を読んでる
わけでないけど、読み終えて結果、
やっぱり「難しい作品」と思った。
そして、男性的な作品だと感じた。

世界で読まれている作品なだけに、
レビューを語れるほどにはなりたい。
みたいに、若干思っていたんやけど、
やっぱ、そんな思惑が見透かされて
作品側から、拒否されたんやと思う。

だから、結局は、難しかった。
村上作品は、いつも寂しくなる。
情緒に浸る、余韻につかるほど、
何かを感じることが、ほとんどない。
才能ないんやろうな、いろいろと。

読んだことない人は
一度読んでみて、で、
感想を聞かせてください。

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