自分の地元には、
お墓の風習がない。
全国的にも珍しいらしく、
仏教系の大学が研究の
対象としているくらい。
お墓の代わりに、
代々伝わる「家系図」を
お寺にお供えして参る。
これを、「系図参り」という。
当然、他を知らないから、
昔はそれが当たり前だと
ずっと思ってて、納涼の
定番である「肝試し」すら、
お墓の恐ろしさが未知で、
なんとも感じてなかった。
朝早くに実家に帰る。
親戚一同が集まって、
門下のお寺に向かう。
立派なお寺が並んでる。
おんなじようなところに
生まれ育ったとしても、
集落ごとに門下が違う。
3つのお寺が集まって
それはそれは、立派。
地元を離れて初めて、
それらの雄大さを知る。
おんなじ時期の系図参り。
歩くとすぐ知り合いに会う。
軽く挨拶を交わしながら
同じ近況報告を繰り返す。
もう何度めの風景やろか。
それでも飽きたりしないのは、
無条件で、そこが、自分の
故郷であるから、だと思う。
お寺にお参りをして、
さらに雑談。家に帰り、
仏壇前でお経を読む。
ご先祖様があるおかげで、
私たちが今、ここにいます。
この歳になって、やっと、
これらの行事ごとに、
意味を見出してきてる。
終わって、姪っ子の相手。
親戚どうしの雑談は続き、
お酒飲んで、飯食って寝る。
お酒が抜けきらんまに、
家に一時帰宅してた
100歳のおばあちゃんを
施設に送ったりして、
施設で働く友人と、雑談。
なんやかんやで、
いい時間になって、
新快速で大阪に戻る。
本屋に立ち寄って物色。
「こんな時にしか
読まんやろうから」
と、小説を選ぶ。
伊坂幸太郎、でもって、
野球に関わる物語。で、
文庫本で、300ページ。
これならすぐ読めそうだ。
帰りの阪急から読み出し、
オリンピックを少し堪能し、
それからまた、続きを読む。
気づけば、午前2時前。
明日の甲子園に備えて
そろそろ寝ようかな、って
思った瞬間、今日を振り返る。
お盆休み、一日目。
ゆっくりしすぎちゃうか、これ。
とか、思ってしまう自分に、
いい加減、呆れてしまった。
明日は、甲子園に行く。
雨、降らんかったらいいな。
なんか、日記みたい。
ま、こんな日もいいやろ。