輪転機の調子が悪く、
業者を呼ぶ。当然、
「新しい輪転機は
いかがでしょうか?」
と、営業をされた。
何年目の社員さん
なんだろうか。
そんなに若くもない。
自社製品の営業も
ほとんどせずに、
あまり会話も弾まない。
(ほんとに営業さんかな)
そう思ってしまうほどだった。
新しい輪転機は、
大阪にいる時代に
試しに導入したことがある。
本当にめちゃくちゃよくって
すぐに「欲しい!」ってなったけど、
今のご時世、そんなことにお金を
つぎ込む余裕なんてないわけで、
泣く泣く、断念した記憶がある。
「この輪転機、
めちゃくちゃいいですよ!
たとえば、・・・
自信もって営業するといいですよ」
そう言って僕に、
「ありがとうございます!」
そう言って帰っていった。
その間、5分くらい。
輪転機の営業さんにとって
有意義な時間だったろうか。
営業の有意義っていうのは、
相手が有意義な時間だったと
感じてくれることが最低条件。
こういう事例を
目の当たりにすると、
反面教師になって
本当に勉強になる。