長女ガル、12歳。

現地校では昨秋から、日本語補習校では今春から、中学1年生になりました。


1学年が20人強しかいなかった小学校とは違い、中学はずっと人数が増えて、同級生のほとんどが、中学になって初めて知り合った子供たちです。


そんなガルが、現地校の新しいお友達から「13歳のお祝い」に招かれたと大喜び。


ガル 「13歳のお祝いだけど、誕生パーティーとは違うものなんだって。よく分からないね」

ソニック「うーん。私も分からないなあ」

ガル「大変!トレパンじゃダメみたい。服を探さなきゃ。ドレスコードはカジュアルシックだって」


2人でタンスの中身をひっくり返してなんとか決定。

そして当日、お祝いから帰宅したガルは


「お母さん、なんだか、謎の宗教儀式だった。みんなで教会みたいなとこでじっと座ってお話を聞いたり、歌ったりで2時間。その後でお祝いのパーティーになったの」


実はお友達はユダヤ教徒だったのです。

13歳になり、一人前の信徒として認められるバト・ミツワーという宗教行事でした。男の子ならバル・ミツワーというそうです。

ユダヤ教にも日本の13参りみたいな行事があるのですね。


ソニック「ホントだ。招待状をよく見たら会場はCommunauté Juive Libérale de Genève(ジュネーブリベラル派ユダヤ教徒コミュニティ)って、書いてある。jeunes(若者たち)と勘違いしてたけど、Juive(ユダヤ教徒)だったんだ」


お嬢さんの大事なユダヤの宗教行事に日本人のガルや、カトリックのクラスメイトを招いてくれたお友達ご一家はまさにリベラル。

国際都市ジュネーブならではの体験ねえ、と驚きました。