いつものようにフランス領のスーパーのレジの長い列に並んでいました。

 

食料品の値段がジュネーブ(スイス領)とは全然違うので、買い物客には我が家と同様、スイスから来ている人がいっぱい。

あらまー、100スイスフラン札を出した人、先に両替所でユーロに交換してくるようにと指示されています。

フランスでもスイスでも、高額紙幣は偽造リスクを嫌われて、受け取ってもらえないことがよくあるのです。ましてや外国通貨じゃねえ。

レジ備付けのニセ札チェック機械ではカバーしきれなかったようですね。

 

そうかと思うと「小切手帳」を取り出す人も。あれは間違いなくフランス人でしょう。

ソニックが初めてヨーロッパ旅行をした1993年ごろは、「小切手」という支払い手段がクレジットカード以上にポピュラーでした。今ではスイスでは小切手での支払いはまず見ませんが、フランスではまだまだ残っているのです。

 

さて、その日たまたまソニックたちが並んでいた列は、乳製品売り場の位置に伸びていました。

 

ソニック 「ねえ、ロット、これ、何かしら? きゃんこい・・・よっと? チーズかな?知らない名前だし、容器もチーズではあまり見ないタイプねえ」

 

ロット 「ぐぐってみたら?」

 

 
ソニック 「えーっと・・・・ジュラ特産の、脱脂乳を発酵させて、後からバターで脂肪分を足した伝統のチーズだって。面倒な手間暇かけてるのねえ。コンデンスミルクみたいな粘りのある液状で、ああ、だからこの容器なんだ・・・パンに塗って食べるものらしいよ」
 
ロット「・・・・いかにも貧乏食って感じだけど、それ、旨いの?」
 
ソニック 「食べて見なきゃ分からないよね。味は、人それぞれ好みってものがあるし」

 

 

 

とりあえず、メダルをもらっている商品を選んで試しに買ってみました。

確かに液状で、スプーンで掬った感じは固めのコンデンスミルクみたいです。

うん、私にとっては好きな味です。

1人で食べる昼食用に使ったり、じゃがいもに添えたりしたら美味しそうです。