暖かくなってきたとはいえ、ジュネーブの昨夜の気温4℃。今朝の気温は1℃。
ちょっと日没後の寒さを舐めていた、と反省しました。
昨日 2024年3月6日(水)
日本語補習校小学部卒業式。
早い物で長女ガルも小学校卒業です。
2010年暮れから出産ギリギリまでひどい悪阻に苦しみ、2011年3月には東日本大震災のニュースに飛び上がり(里帰り出産を諦めて)、7月、37週に入った日にジュネーブで予定帝王切開で生まれた、体重2600gほどしか無かった小さな赤ちゃん。
満2歳の秋から公立のギャルドリーに通い始めて、4歳の秋から義務教育スタート。翌春、日本語補習校の幼児部に入学。
いろいろなことがありました。
2020年3月~2022年春までは、オンライン授業になったり、たくさんの行事が中止になったり、対面授業が復活しても保護者が校内に立ち入れなくなったり、いろいろなことがありました。
たくさんの先生方、クラスメイトや先輩後輩、そして親切なママ友さんたちをはじめとした他の保護者の皆さんに助けられました。ありがとうございました。
もちろん本人も「全部」は出来なくても宿題をこなそうと努力はしていました。
ガルちゃん、卒業おめでとう。
クラスメイトの皆さんも、保護者の皆さんも、ご卒業おめでとうございます。ありがとうございました。
今回、ちょっと慌てたのは卒業式用の服でした。
ソニックやロットの小学校卒業時とは違い制服は無く、現地校の小学校の卒業式では誰もフォーマルを着ていないのでギリギリまで忘れていました。
いただきものの服 その1 身長150センチ用のはずなのですが・・・・ダメだ!胸がもう入らない!
ソニック「おかーさんが12歳の時はガリッガリに痩せてたせいか胸もぺったんこだったのに・・・・」
ガル 「そんなこと言ったって、無理!」
ソニック 「そうだ。最近いただいたこちらの服なら入るはず! おかーさん、頂いて整理したときに取り分けておいたの!」
いただきものの服その2 季節的にもピッタリのフォーマルらしいワンピース+ジャケット 少し大きめだけど、いけそう。
ガル 「これは着られるし、素敵だけど、ちょっとシスター(修道女)みたい?」
ソニック 「じゃあ、これ、試してみる?ダメもとで」
バブル期の遺産(笑) ソニックが30年前に着ていたシルクのブラウス&スカートセット
黒だけどパーティー用というのがバブル期らしい。
ガル 「これが好き!でも袖口、ボタン穴だけが2つ?どこにもボタンが無い・・・。」
ソニック 「これは『テニスカフス』っていって、カフスボタン専用の袖口なの。ちょっと待ってね。」
婦人フォーマル用のカフスボタン、どこにしまったかなあ・・・。
探し回った末に、ロットのカフスボタンに紛れていたのを発見!
ソニック 「ほら、ガルちゃん、こんなふうに留めるのよ。」
ガル 「綺麗ね。キラキラしてる。」
ソニック 「それは白蝶貝。光沢や色合いがパールとよく似てるでしょう?」
ガル 「おかーさん、でも、これ、金具が抜けちゃうかも。卒業式だけじゃなくて、普通の授業もあるし・・・」
ソニック 「うーん、どうしようかなあ。もう少し大きいの付ける?」
ガル 「左手はともかく、右手で筆記する時に邪魔になるよ。うーん。うーん。そーだ!おかーさん、穴のほうを小さくできない?」
ソニック 「なるほど!分かった、任せて。目立たないようにカフス部分とできるだけ同じ色の、できるだけ細い糸を使ってみる。」
↓ ボタンホールを半分、縫い綴じて小さくしました。
これでカフスボタンが意図せず抜ける心配もなくなりました。
アクセサリーや小物、靴を揃えて・・・・
ソニック 「でも、ジャケットもあるほうがいいと思うよ。」
ガル 「え?要らないよ」
ソニック 「教室の中は暖かいからジャケット無しでもいけるだろうけれど、帰りは暗くなってからだよ。きっと寒いわよ。」
渋るガルを説得して、なんとかおしゃれジャケットを着ることだけは同意してもらえました。
しかし、日没後のジュネーブを舐めてました。冷蔵庫みたいに冷えました。
ロングコートを着ていたソニックでさえブルブル。
しまった。手袋はいつものカジュアルジャケットのポケットの中だった。
せめてガルのリュックには、畳めば小さくなるユニクロのダウンジャケットやスカーフくらいは入れておくべきでした~。
ガル 「大丈夫よおかーさん、ガルは風邪引かないから」
Oh,
なんて答えたらいいか、おかーさん困っちゃうわ。