今朝のジュネーブ周辺は昨夜の雨のおかげで花粉がほとんど飛んでいないので、慌てて換気をしました。
お昼ぐらいからはまた花粉が増えてきて、夜間もかなり多く飛散するみたいなのです。
気を付けなくっちゃ。
さて、コペンハーゲンにある有名な人魚姫像は今まさに変身中ということで、明らかに2本の脚があります。
でも、なんとビックリ!
パブリックドメインで提供されていた画像をディズニーが「ディズニーのアニメ映画リトルマーメイドの著作権侵害だ!」と削除させたんですって。
いや、人魚姫像はアニメ映画公開の70年以上前に建てられてますけど?
モデルは19世紀の童話作家アンデルセンの書いた物語の人魚姫ですけど?
座骨神経痛が一段落するまで2か月以上かかりましたが、今はかなり症状が落ち着いてきました。
そろそろフランス領への車の運転や買い物も再開していいかしら?
2か月にわたってあまり動けず、パソコン前に座ることさえできなかった期間はスマホがお友達でした。
ちょっとでも座骨神経痛が早く治らないかなあ、といろいろ検索しました。
痛いと感じるのは脚ですが、原因は脚ではなく、腰の部分。
脊椎から伸びている座骨神経の根元部分に物理的なトラブルが起きているから、とのこと。
そして
アンデルセン童話の人魚姫も座骨神経痛だったんじゃないかしら?
と思うようになりました。
「歩くたびに足がナイフで刺されるように、抉られるように痛む」
私は「足」=Foot (足首より先の部分)だとずっと思っていたのですが、もしかして 脚=Leg だったんじゃないの?
今の私と同じように、お尻から太ももの裏、膝の裏、脛の両側に、激痛が走ったんじゃないの?
そもそも人魚の骨格って、海水に体重を支えられている前提で、陸上を歩行するようには作られていなかったはず。
それを無理に変えて、「後ろ肢」を作ったのですから。
オタマジャクシがカエルに変態するような骨格の変化があったはずですよね~。
↑ 人魚 = 脊椎動物、おそらくは海棲哺乳類 後肢が無く尻尾のあるタイプ
つまり、クジラやシャチ、イルカなどと同じような骨格だったと推測。
↑
なんと、クジラの仲間には後肢がなくてもちゃんと「骨盤」は残っているそうです。
ただし、「痕跡」となっているのでクジラの体格に比べてすごく薄くて細い2本の腸骨。
えー?それじゃあ、あの優美な「マーメイドライン」にはならないですよね。
人魚姫には人間の女性と同様の骨盤があるはず。
でも、「骨盤」は後肢と脊椎とをつなぐシステムなので、後肢が無い人魚に、二足歩行する人間並みの大きな骨盤があるのは不合理。
ちなみに、カエルにはオタマジャクシの時からちゃんとすでに骨盤があるみたいです。
脊椎動物の仙椎は「胚から身体が形作られる発生の初期」にある特定のたんぱく質が背骨の中で働き始めた時に作られ、その位置に骨盤と後肢が作られるとのこと。
ニシキヘビには後ろ肢の名残がある=骨盤もある
いやー、全然知らなかったわ。
↓
ということは、海の魔女の薬を飲むと、人魚姫は尻尾の骨(尾椎)が縮んで尾が無くなり、「なぜかもともとあった立派な骨盤」位置から脚が生えたのでしょうか。
陸上で自分の体重を支えるだけでも腰が大変なことになりますよね。
だから海の魔女もあらかじめ「ナイフで抉られるような痛み」のことを警告してくれたのでしょう。
(童話の海の魔女は悪役ではありません。むしろ、人魚姫の無謀なチャレンジを諦めさせようとしていました)
さて、アンデルセン童話の人魚姫の本当の望みは「王子への恋の成就」ではなく、「人間のような不滅の魂を獲得すること」でした。
王子とは結ばれず、海の泡になった人魚姫でしたが、「不滅の魂を自力で得ることができる風の精霊」に生まれ変わりました。
人魚姫の本当の願いは叶ったのです。