春の気配 | 更新は全然頑張らない備忘録@フランス語圏スイス

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自分が後で振り返って「あ~、あの時はこうだったんだ」と思い出すための備忘録のようなもの。
海外生活、持病(婦人科疾患やアレルギー)、高齢出産、育児、子供の受験などのつれづれ。

いつの間にか2月も半ばになりました。

来週、ジュネーブの公立学校は「スキー休暇」となります。

平地は日の出の時間がじりじりと早くなり、日中はポカポカと日が差して春の気配ですが、標高の高いアルプスの山々ではまだ雪がしっかりあるのでしょうね。

 

ベランダのプランターでは、青じその昨年こぼれた種が芽を吹き始めました。

一昨年の秋くらいから秋になるとスズメに実った穂をついばまれてしまい、春になって芽を出すのはほんのちょっぴり。

そろそろ新しく種を蒔くべきかな、と思っています。

青じそは種を蒔いてから発芽までも、発芽後に本葉が出てくるのも、親指ほどのサイズに育つまでも、とても時間がかかるように感じます。そこから先は早いのですけれど。

ネットで検索すると青じその種まきの時期は4~5月と出るのですが、ジュネーブでは5月に種蒔きしていたら7月8月に素麺の薬味に使えるほど育ちません。2月か3月ごろ。いっそのこと忘れないように秋のうちに蒔く方が良いように感じています。

 

アパートの共同庭でも毎年お馴染みの山菜、熊ニンニク(Ail des ours)がちょこんと芽を出し始めました。月末頃には食べられるかしら?

 

日本で大学に通っていた長男ザーも卒論を書きあげ、単位も足りていよいよ卒業を迎えることになりました。

 

目が痒くてショボショボ、クシャミが止まらないのは花粉症。

 

いろいろな意味で、春になったなあと実感します。

 

4年前の今頃は日本ではコロナ対策のため学校が休校になっていました。ヨーロッパでも瞬く間に流行が広がり、せっかく春らしくなってきた3月半ばから2か月以上、厳しいロックダウンが実施され、大人も子供も家に閉じ込められました。小学3年生だった長女ガルは、友達と遊べないショックで泣いていました。検疫のためどの国も厳しい出入国制限を実施し、日本に一時帰国するのも難しい日々が2年以上続きました。夏に規制が緩和されても秋冬になるとまたロックダウンが実施され、イタリアやフランスのスキー場も、2020年の春から2022年の春まで閉鎖されました。

フランスやスイスでは、ワクチンを接種しないと事実上社会生活が送れないほどの厳しい規制が敷かれました。

 

毎日毎日、ジュネーブ州政府の発表、スイス保険局の発表をチェックして、国境を接するフランスの動向もチェックしていました。スイス保険局の発表は最後はドイツ語動画のみになってしまったので放置して、新聞記事を探しました。

 

ロットと長女ガルの強い希望で夏休みにヨーロッパ内で旅行した時には、ドイツやスペインの規制も関連法令を隅々まで読んでチェックする羽目になりました。

 

振り返ってみると、長い冬でした。