土日をほぼ全部使うことになりましたが、今週末は長女ガルの部屋を模様替えしました。

作業してみると、「ガルの部屋に無くても良いもの」が大量にありました。

 

35リットルゴミ袋換算でだいたい

一般ごみ(ぬいぐるみや古い文具など) 約5袋分 

資源ごみ(紙類)  約4袋分

不要品 (サイズアウトした衣類やもう読まない絵本など) 約4袋分 

 

その他、別室に移したもの 整理ダンス小、ハンガーラック、簡易マット2枚(お泊り会用)

 

この状態を今まで放置していて、ゴメンね><。

 

ガルはこの秋からジュネーブ州の公立中学に進学しました。

およそ3か月が経過し、そろそろ第一学期が終了します。

新学年度が始まった当初はジュネーブ観測史上初の猛暑が続く中、突然厳しくなった勉強や重い荷物、電車通学、といった環境の激変でへとへとになっていました。

今はすっかり寒くなり、新しい生活リズムにもようやく慣れてきました。

 

親である私も、インターナショナルスクールに通っていた長男ザーの時とはまったく異なる状況に戸惑っていました。

今はやっと「ガルの場合、公立校のシステムに付いていくには、親がかなり手助けしないと厳しい」という現実に対処を始めたところです。

 

家庭では日本語しか話さず、自発的には日本語コンテンツにばかり惹かれるガルは、どうしてもフランス語能力が「家庭でもフランス語で生活している子供」の標準レベルに達しません。

「フランス語という科目のテスト」はなんとかこなせても、「フランス語で出題される他の科目のテスト」で出題意図が読み取れない、ということがしばしば起きます。

もちろんソニックにはフランス語そのものはカバーできません。フランス語力の不足はその科目の学習内容の理解度で補おう、という方針を立てました。

つまり、現地校で習う内容を「日本語で勉強する」のです。日本の教科書、長男ザーが使っていた英語の教科書、インターネット、参考になるものは何でも使います。

 

やってみると本当に、明らかに結果に反映されるのが確認できました。これは続けなくっちゃ。

今のところは赤点が消えてホッとしました。

 

勉強に付き合ううちに気付きました。

あれ? そもそも「ガルの部屋で勉強できる環境をこそ、まず整えるべきでは?」と。

 

デスクの上に混在している「公立学校のフランス語の教材」と「日本語補習校の日本語の教材」とをきちんと分けて整理しないと、それぞれの宿題等をガルが自分で管理するのは難しい。このままでは、「探し物をしている時間ばかり」になりかねません。

 

ロットは「ガルに片付けさせろ」と常日頃から口やかましく言っているのですが、子供に「片付けなさい」と言って簡単に片付くならば誰も苦労しません。

まずはガル自身に「片付けたら良いことがある」と思ってもらわなくては。

幸い、今週末は試験対策のほうは余裕があって、どうしても勉強しなくてはならないというわけではなさそうでした。

そこでガルに声を掛けました。

 

ソニック 「ガルちゃん、この土日に模様替えをしましょう。まず、タンスを隣の予備室のと入れ替えます。今の大きいタンスにはシーツの洗い替えなんかも入ってるでしょ?隣の部屋の中くらいのタンスと入れ替えて、ガル専用にします。専用にすれば小さいタンスの中身も全部入るはずだから、部屋はスッキリするわよ。それと、机の位置と寝床の位置を逆にする。」

 

ガル 「模様替えする!!その方がドアを開けた時に寝床が丸見えにならなくて、プライバシーが確保できるもん。」

 

ガルの部屋はもともと長男ザーが使っていた部屋でした。ザーが大学進学のために日本に帰り、空き部屋になった時はガルはまだ6歳。なかなかソニックから離れず、子供部屋を使わなかったため、大型タンスにはついつい、予備の寝具や普段は使わないガルの着物などを詰めてしまっていました。けれどもガルは成長し、子供部屋を使うようになりました。服も大きくなりました。幼児時代には収まっていた小さなタンスにはもう収まりません。

それに、ガルの部屋に「家族が共用するシーツ類」などが置いたままでは私が出入りする機会が増え、思春期を迎えたガルにとっては当然ながら不快でしょう。

 

ガルは模様替えをしようと張り切りました。

 

結局、土日の2日間まるまるかかりましたが、模様替え完了しました。

大量の「この部屋に無くても良いもの」が無くなり、スッキリして広くなったお部屋にガルも大満足です。

これで今までよりも勉強がはかどりそうです。