レストランでの夕食を終えた時にはもう午後11時近くなっていました。
 
しかし、長女ガルはビーチのあちこちに設置されている遊具で遊ぶのに夢中です。
写真には映っていませんが、実は他にも子供たちが遊んでいました。
 
日が沈み、すっかり涼しくなった広い砂浜。
レストランや、浜辺の遊歩道は、直射日光が照りつけていた日中よりもずっとたくさんの人々で賑わっていました。
ビーチに設けられていたバルもお客さんでいっぱい。賑やかな音楽が聞こえてきます。
遊歩道もビーチもたくさんの街灯で照らされていて明るく、治安面での不安も特に感じませんでした。
(スリなどの可能性はあっても暴力犯罪に巻き込まれる可能性は低いと思いました)

 
滑り台で一緒に遊んだ女の子は、イギリスから毎年来ているそうです。
ガルは英語はほとんど分からないので、通訳はロット。
 
ソニック 「あれ?イギリスって今、スペインへの渡航を自粛しろとか言ってなかったっけ?」
ロット 「毎年バカンスに来てたから、そのまま来たんじゃないか?明日イギリスに帰るって言ってたし、きっと出発した時は自粛勧告が出る前だったんだよ。」
 
ちなみに、イギリスがスペインへの渡航自粛勧告を出したのは7月25日でした。 そして、私達は見落としていましたが、実はドイツも31日に、カタルーニャ州を含むスペインの3州からの入国者への検疫措置を決定していました。

 

これは別のブランコ。

ガルは遊歩道に沿って宿に向かう途中の遊具をはしごして、一通り遊んでいました。

これぞまさしく「夜遊び」

 

ソニック 「もう11時過ぎてるし、私は早く帰って寝たいんだけど・・・。」

ロット 「いいじゃないか、バカンスなんだから。」

 

5年前にバレンシアのビーチに行った時にも思いましたが、スペインのビーチのインフラはとてもよく整備されています。
日本にもスイスにも無い種類の「豊かさ」だと思いました。
誰でも自由に楽しめる広いビーチ。あちこちに水シャワーが用意されています。
そこかしこに設けられた子供向け遊具。
たくさんの街灯。よく整備された広い遊歩道。ベンチ。
全て無料で提供されています。
 
日本のビーチでこんなに整備されているところに行ったことはありません。海の家のシャワーは当然有料です。
スイスのレマン湖沿いのビーチはほとんど細切れにされて、プライベートビーチになっています。
 
遊歩道の敷石の模様、これは何かしら?
象形文字なのかなあ?いや、そもそもどちらが上?
こっちだと、祭壇の上に鳥が舞い降りているみたい。
こちらだと、王冠の下に・・・うーん、何だろう?

 

調べてみたところ、市章のようでした。

上は城塞。下は帆船のようです。

 

この日はなんとか午前様は免れて、日付が変わる前にベッドにもぐりこむことができました。

 

続く

 

Avec Amour まごころをこめて。