肉まんは月曜日に作ったばかりですが、すっかりファンになってしまった長女ガルからのリクエストで土曜日にも作りました。

(ドライイーストを余分に買っておいて正解でした)

 

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私が使っているレシピはヨーロッパに移住して間もない2001年暮れにエンドラさん(ソニックの母)から渡された『婦人の友 2001年12月号』の「手作りおやつ」に掲載されていたもので、1度に16個作れます。
エンドラさんは「家計簿を付けろ」と渡してくれたのですが、ズボラなソニックにはどうしても家計簿は続きませんでした。
けれどもこの「肉まん」のレシピはそろそろ20年になる海外生活(フランス→タイ→スイス)の間ずっと活躍してくれています。
 
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一番時間がかかる「干しシイタケを戻す」作業だけはできれば前夜のうちに水に漬けて冷蔵庫に入れておくといいのですが。
月曜日は突然のリクエストだったので、なるべく小さめのものを選んで水に漬けました。
ついでに春雨も水戻し開始。レシピでは熱湯でさっとゆでて戻すことになっていますが、この手順のほうが楽なので。
 
250gずつに分けて冷凍していた豚ひき肉を取り出して、室温に置きます。
(本来のレシピでは豚ひき肉は200gで、250gだと皮に対して具が多すぎるのですが、面倒なので全部使います)
2001年当時のフランスでは豚ひき肉を取り扱っているスーパーが無かったので、包丁で叩いてミンチを作りました。
今はスイス領の業務用スーパーで豚ひき肉を買えます。ただし、業務用スーパーですから最低単位が500g×3個パック。使い切れないので250gずつ6個に分けて冷凍しています。
 
さあ、皮の生地作りを開始。
月曜日は「ドライイーストが無い」ことに気付いて買い物に出たため、生地をこねはじめるまでに1時間弱のロスタイム><。
(もっともそのおかげで干しシイタケの戻しが間に合いましたが)
ドライイーストのパックは7g。小麦粉を600g、水を350cc程度、砂糖は大さじ2、塩を小さじ1杯半。
レシピにはスキムミルクも加えることになっていましたが、タイで暮らしていたころ、同じアパートに住むザーのお友達が乳製品アレルギーだったので、お友達と一緒に食べられるようにスキムミルクは抜きで作るようになったのです。
生地がなめらかになったらサラダ油を大さじ1加えます。
生地をこねおわり、第一次発酵をさせます。
 
待っている間に具を作ります。
皮をこねていた間にひき肉もだいたい解凍済み、干しシイタケも春雨も戻っています。
キャベツまたは白菜150g(レシピではキャベツですが、ヨーロッパのキャベツは全体に固いのです。白菜で代用できます)
玉ねぎ100g、春雨20g、戻した干しシイタケ、すべてみじん切りにします。
ここで玉ねぎはズルをして、業務用スーパーで買ってきた冷凍のみじん切り(2.5kg入り)を使います。
生の玉ねぎを自分で刻むのと違って余りも出ませんし、涙も出ない、時短!
ショウガも生をみじん切りにするほうが香りは良いですが、ジンジャーパウダーでも十分使えます。
水溶き片栗粉にしょうゆやお酒を入れて合わせ調味料を作っておきます。私は干しシイタケを戻した水を使います。
 
ショウガ、玉ねぎ、ひき肉と干しシイタケ、キャベツ(または白菜)、春雨、の順に加えて炒め、最後に合わせ調味料を入れて混ぜたら出来上がり。バットに広げて冷ましておきます。
 
具を冷ましている間に、皮作り作業。
そろそろ第一次発酵は終わっているのでガス抜きをして16個に分けて丸め、第二次発酵(15~20分)開始。
 
第二次発酵の間にクッキングシートをハサミで16等分して、蒸し器を準備します。
時間が許す限り、使用済みの調理器具を洗って片付けます。
 
第二次発酵が終わった生地を平たく伸ばし、16等分した具をのせて包みます。底にはクッキングシートをつけておきます。
約2倍になるまで第三次発酵。↓包んだばかりのもの。

13~15分、蒸します。 ちょっと狭いけど、8個入れて蒸しています。
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蒸している間にキッチンを片付けて、テーブルをきれいに拭いて、お皿を準備、と。
 
ロット 「おはよう・・・っていう時間じゃないけどおはよう。あ、いい匂いだと思ったら、今日も肉まんか♪」
 
ソニック 「ガルのリクエストなのよ。休日のブランチにはいいでしょ?」
 
蒸しあがるとこんなに大きくなります。
 
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ガル 「わあい、にくまんだ! しゅくだいをがんばってよかった~♪」
 
実は、ガルがあまりにも日本語補習校の宿題をしないので、肉まんでつりました。
宿題を少しでもやってからじゃないと、肉まんを作らないよ!と。
先生方がオンライン授業のためにずいぶんと工夫されているのに、宿題をしないなんて、失礼でしょ。
 
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いっぱい食べたら、残りの宿題、頑張ろうね。
 
Avec Amour まごころをこめて。