長女ガルが3歳になり、スキーを始めた4年前、2014年の冬に始まったスキーリゾートへのお供。

なにしろジュネーブはヨーロッパアルプスのど真ん中にありますから、行先には事欠きません。

クリスマスと2月のスキー休暇、春休み(イースター休暇)の3度のバカンスには1週間の泊りがけであちこちに行きました。

2014年~2015年 イタリア北西部 バルドネッキア  ラ・トゥイル

2015年~2016年 イタリア北東部。オーストリアとの国境に近い、ドロミテ地方を3か所

2016年~2017年 イタリア北西部ヴィア・ラッテア  チェルビニア(ツェルマットのイタリア側斜面) 

2017年~2018年 イタリア北西部ヴィア・ラッテア  モンテ・ローザ、 チェルビニア 

 

ガルが6歳になったら免除だろうと楽しみにしていたのですが、まだ続いています><。

ガルのおむつが取れたらソニックのお供は免除、という約束は反故にされました。

でも、今シーズンはついに、イースターに予定しているチェルビニアだけは免除になりました。

 

というのも、夏に一時帰国した際に、アレルギー関連のことなど、日本で内科を受診した際に「高度2000メートル以上はドクターストップ」と言ってもらえたから。

もともとアトピー&喘息持ち。さらに極端な低血圧である私にとって、スキーリゾートはとても厳しい環境です。

ロットが「景色が良いからぜひ」と熱心に勧めてくれる山の上(2000メートル~3800メートル)はもちろん、「ふもとの町」(1300メートル~2000メートル)ですらパスタの茹で時間を標準より長めにしなければいけない程度には気圧が低く、空気が薄いのです。

高度2000メートルくらいになると、歩くだけでも息切れし、胸がぎゅっと締め付けられるように痛みます。頭痛がしたり、動けないほど眠くなることも多々あります。

 

↑ これ、高山病の症状だと思うのですが・・・・。

厳寒期にはマイナス10度より寒くなることも多いので、風邪をひきやすい環境でもあります。

風邪をひくとすぐに気管支炎になり、 さらに気管支喘息の発作へとつながりやすいので、私にはあまり行きたくない場所なのです。

最初は「ソニックがスキーが好きだから冬にはスキーに行っている」と勘違いして「まあ、運動もいいんじゃないかな」と言っていたドクターも、
 

1.ソニック自身はまったくスキーをしない。体調が悪くなるので行きたくないと断っているのだけれど、おさんどんが必要だからと無理に連れて行かれる。

2.滞在中は息苦しくて辛い。

3.50歳を過ぎてからはスキーリゾートから戻った後も体調がなかなか回復しない。1か月かけてやっと回復するころには2月のスキー休暇でまた体調を崩す。その1か月後にはイースターでスキーリゾートに連れていかれる。結果として、12月末~4月末までずっと体調が悪い状態が続くことになり、とても困っている。

 

という事情を説明した結果

ドクター 「高度2000メートル以上は絶対ダメとドクターに止められた、とダンナに言いなさい」

 

 

さて、ドクターの言葉を伝えると、ロットは、ひどく腹を立て、ぶうぶう文句を言いはしましたが、

ロット「仕方がない。チェルビニアは諦める。ガルと2人で行ってくる。」

ということになりました。

 

ありがとう、先生。この夏、一時帰国して、受診して、本当に良かった・・・・。