クリスマスイブのご馳走用に、フランス領で買った丸鶏。
Chapon とラベルが貼られています。
シャポンはクリスマスの時期にだけ並ぶご馳走用の鶏です。
 
 
普通、鶏は性成熟する前に若鶏Pouletとして出荷されます。性成熟した雄鶏は互いに喧嘩し、攻撃しあうからだそうです。シャポンは雄鶏を去勢して普通の鶏より長期間育てた大きな鶏で、肉質は柔らかく、脂がたっぷり乗ったジューシーな霜降りです。
通常は3kgを超えます。七面鳥に近い大きさのものもあります。
食べ盛りの長男ザーが日本に行ってしまって消費量が減った上、スイスの免税制度の変更で鶏肉の免税枠が1人あたり3.5kgから1kgに引き下げられたので、我が家ではちょっと買えない食材になってしまいました。
 
昨年からはシャポンよりは小さい、雌鶏を去勢して太らせたPoulardや、Petitchaponと表示されている丸鶏を買っています。
 
昨日買った丸鶏は1.9kgで、お値段は13.5ユーロ。ラベルにはシャポンとありますが、シャポンにしては小さく、お値段も半額くらい?きっとプチシャポンね。
 

 

 

 
150度のオーブンで、15分ごとにひっくり返しながら約2時間。
綺麗に焼き上がり、家族で美味しくいただきましたが、
 
 
 
 
 
2kg近いお肉はとても食べきれません。
残った肉と骨を冷蔵庫に収まるように切り分けていたソニック。
 
あれ???
 
鶏ガラの部位、脊椎の、白い胸肉と腰側の腎臓との間にある、コレ。。。。。雄鶏なら存在しないはずのものでは????
 
注意! 一番下に、問題の部位の画像があります。
火の通ったものではありますが、苦手な方は閲覧注意。
 
ソニック「ねえロット、これ、ホントにシャポン?卵巣にしか見えないものがある。」
 
ロットにも卵巣に見えるそうです。
 
ソニック「私が知らなかっただけで、雄鶏って、去勢すると卵巣が生えてくるのかな?」
(鶏の精巣は哺乳動物とは異なり、身体の内側。卵巣とほぼ同じ位置にありますが、ソラマメに似た形なので全く違います。いや、そもそも精巣があったらやっぱり、シャポン=去勢雄鶏 ではないのです)
 
ロット「いや、それはいくらなんでも無いだろう。・・・・・・・・・美味かったから文句は無いんだが・・・・うむむ」
 
 
ソニック「確かに美味しかったんだけど、この鶏は、去勢した雄鶏、ではないよね?じゃあ、いったい、何なんだろう???まさか、鶏ではない何か、ってことまではないと思うんだけど」
 
聖夜のミステリー。
 
 
 
 
 
↓ 画像がありますので閲覧注意。