2018年2月10日~18日 ジュネーブ州はスキー休暇

 

今回はイタリア、ヴァレー・ダオスタ州のスキーリゾート、MONTE ROSAに行きました。

昨年のイースターに行ったチェルヴィニアより更に東とはいえ、ヴァレー・ダオスタ州。

やっぱりジュネーブからは比較的近いスキーリゾートです。

 

もちろん、当初の計画ではモンブラントンネルの渋滞を考慮して朝7時に出発⇒お昼前には到着。初日の午後から滑ろうという話でした。

 

しか~し、旅行初日、到着するまでがいつもドタバタ、なんじゃこりゃ~?状態になるのが我が家の旅行の定番です。


実際にスキーリゾートの宿に到着したのは午後9時半近くになってしまいました。

 

実はスキー休暇の始まる前の週に、6歳の長女ガルが同級生からお誕生会の招待状をいただいたのです。

 

ガル 「ガルちゃん、おたんじょうかいにいくう~~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」

ロット 「日時は?」

ソニック 「2月10日、午後3時から5時までですって。ちょうど出発日ね。」

ロット 「仕方ないな。出発を遅らせよう。誕生会が済んだらガルを拾ってそのままイタリアへ行くぞ。」


出発は早朝ではなく夕方にずれこみました。

 

ロット 「今回の宿は周辺に店があるかどうかも怪しいから、一応食材を用意してくれ。宿にレストランはあるらしいから最後はなんとかなるはずだけど、朝飯の分くらいは頼む」

 

ソニックの考え

荷積みはガルを誕生会に送った後、午後3時~5時までの間。

荷造りさえ済んでいれば、荷積み作業自体は1時間あれば十分。

従って午後3時までに荷造り。

ということは・・・現地で食べる食材の下ごしらえをしながら荷造り可能。お肉を下茹でしながらスーツケースを詰めます。

常温保存の食材と調味料はこちらのバッグ、冷蔵が必要なものはこちらのクーラーバッグに入れる予定だけど、それは出発直前になってからね。車内でガルの世話に必要なものはこちらのバッグ、そうそう、菜箸も忘れずに。

 

ロットの考え

今日出発なんだから早く荷積みをしなくちゃ。

荷積み、荷積み荷積み、荷積み・・・・・。

 

ロット「ソニック、これもう積んでもいいか?」

ソニック 「ロット、ガルを送ってからじゃないと積めないでしょ?」

ロット 「あ、そうか、それはそうだな」

 

10分経過

 

ロット 「ソニック、これは、もう車に積めるか?荷物がたくさんあるんだから早く積まないと」

ソニック 「さっきも言ったじゃない。ガルの送りを済ませるまでは積めないわよ」

ロット 「あ、そうか」

 

↑こんなやりとりをエンドレスで繰り返しました。

ソニック 「(はああ、落ち着いて荷造りさせてよ)」

 

ロット 「ああ、もう、板だけでも先に積んでくる!我慢できない!」

ソニック 「どうぞ」

 

ロット 「液体物は漏れないように一つ一つジップに入れてくれ。漏れたら大惨事だ」

ソニック 「液体物をスーツケースに入れるわけないでしょ。液体ものだけまとめて別にしてあるから。」

 

午後3時、ロットがガルを誕生会に送って戻ってきました。

さあ、荷積みです。着替えがギッシリ詰まったスーツケース2個、スリッパ、保存食や調味料、洗面用品などなど。ロットがあんなに焦って大騒ぎした割に積み込み作業自体は30分ほどで完了。

ロットは布団にもぐって寝てしまいました。

 

ソニックも完成した煮豚を屋外で急冷、うん、煮汁ごと持って行けそう♪他のハムや卵と一緒にクーラーバッグに入れます。

パソコンも、車内用防寒具もリュックに詰めたし、戸締りOK、火の元OK、ゴミ捨てOK、ガルの目覚まし時計のアラームも解除したし、お出かけ準備完了。

 

ソニック 「ねえロット、何時にガルを迎えに出発する予定なの?」

ロット 「うーん、むにゃむにゃ、5時でいいんじゃないかな・・・・5時になったら起こしてzzzz」

ソニック 「実はもう5時なんだけど」

 

慌てて跳ね起きたロットと一緒にガルを迎えに行きました。

ガルを乗せて混雑する市内をやっとの思いで抜け、フランス国境を目の前にしたとき、

 

ロット 「あ、ヘルメットを忘れた!」

 

ガル 「んもう、おとうさんったら~!なにやってるのよお」

 

慌てていったん家に取りに戻る羽目に><。

これで1時間以上が空しく消えてしまいました。

 

そして忘れ物はヘルメットだけではなかった、と後で気付くことになります。


バルドネ大国境(スイス・フランス間)を抜けてフランスの高速を走り、モンブラントンネルを越えて、ようやくイタリアに入りました。最初は怒ってプリプリしていたガルはすやすや眠っています。

 

ロット&ソニック 「おなか空いたね><。クールメイヨールのレストラン、美味しいだろうな。今ならちょうどディナータイムのはず。」

 

でも、途中で食事をしていたら2時間はかかりますから、到着は真夜中になってしまいます。

 

ソニック 「あ~あ、モンテローザなら近いから、明るいうちに山道を通過できるはずだったのに」

ロット 「とはいえ、誕生会もガルの大事な付き合いだから、仕方ないな。チロルだったら1日キャンセルしなくちゃいけなかったけど、モンテローザだから夕方出発でもなんとかなるんだ。」

 

チロルの時と同様、ヘアピンカーブの続く真っ暗な山道を上っていきます。酔ってぐんにゃりするソニック。

ガルはぱちりと目を覚まし、「おかーさん、だいじょうぶ?」と気遣ってくれました。

生まれた時からソニックの運転で三半規管を鍛えられているガルは、私よりずっと乗り物にも強いようです。

 

ついに目的地 グレッソネイ・ラ・トリニテのTache(タケ)集落に到着。

 

今回の宿はホテルに併設されたアパートメントのタイプなのでフロントでチェックインして。

ここはLDKのリビングコーナー。左のソファがエキストラベッドで、ロットが使います。

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同じ部屋のダイニングキッチンコーナー。

電子レンジもある!知ってたらレンジで簡単に加熱できるレトルトを持ってきたのになあ。

 

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持参したワインを開けて、イベリコハム(ベジョータなのでほんのちょっぴりのスライスパック)を出して、ニョッキを茹でて、とりあえず空きっ腹を満たしました。

 

もう真夜中です。おやすみなさい~。

 

 

そして朝、目覚ましが鳴って、木製の鎧戸を開けると

 

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うわあ、キレイ。寒いけどね。