昨夜は接続が悪くて、失敗ばかり(°▽°)
写真の順番もメチャクチャだわ~><。
2017年12月31日。イタリアの某所にて、ガラディナー(お客全員同じメニュー)です。
21時22分スタート
随時追記
薄暗い店内に映えるキャンドル。内装もシックなんですよね~。
このお店、以前にも1度来ています。
まずは21時27分 突き出し が運ばれてきました。
タコのぬた?
ソニック 「まさかの懐石イタリアン?」
ロット 「どちらかといえば、ヌーベルキュイジーヌ?」
信じられないことに、幼稚園児のガルにも同じメニューが運ばれてきました。
ガル 「>< ベ~~っ!」
お店に失礼><とソニックとロットで片づけました。
ガル「ガルちゃん、おなかすいた~~!」
ロット&ソニック 「2皿目に期待しようね」
21時36分 2皿目 鴨の燻製にナッツのオードブル
歯ごたえ重視なのか、ナッツが生!
新しい味の境地を切り開きたいという意欲は買いますが、ちょっと空回り気味かも。
私は栗はローストしてあるほうが好きです。
個人的には、ローストしたナッツに薄くスライスした豚の背脂の生ハム、蜂蜜添え。というアオスタ谷の伝統的な普通のオードブルの方が好き。
鴨自体は美味しかったのですが、これもガルは気に入らず。
ロットと2人で分担して片付けました。
ロット 「リゾットがあるみたいだから、きっとガルにも食べられる!」
21時57分 3皿目登場。
これは柔らかくて香ばしくて、魚の風味もしっかりあってグッド!
一口だけ味見して、「これならガルの気に入るはず」とガルに回しました。
ガルも美味しい!と気に入ってぱくぱく。
右はアーティチョークのローストにカボチャのピュレ。
ロット 「下処理がきちんとしてるから、苦みも無くて美味しい!」
ソニック 「ホント!これは春の香りがして素敵!」
揚げた玉ねぎの甘みと相まって、素晴らしい出来栄えでした。
ロット 「しかし・・・・ちょっと量が多すぎないか?今やっと、オードブル終了だろ?」
ソニック 「そうね、東京風懐石イタリアンかと思ったんだけど、量がちっとも懐石じゃないから」
22時20分 4皿目。
ソニック 「メニューのビスキュイって、これ、エビのソースだったんだ!すっごくこくがあって美味しいけれど、ちょっと塩が強いかな」
ガル 「からいの、イヤ~~」
エビは食べましたが、包みの中のピュレは気に入らず、一口でNO。
ロット 「このあと、リゾットと、パスタと、肉があって、ドルチェ?シェフは自分で試食してみたのか?物理的に無理だろ」
ソニック 「ガルの分まで片づけるのはもう不可能ね><」
残すのは失礼だとは思いましたが、幼稚園児にこのコースを出すのはそもそも「無理」ということをこういう形で伝えるのも必要だと判断しました。
ここでガルはリタイヤさせてもらうことにしました。
お皿は2つでOK、とテーブルサービスの方にお願いしました。
ソニック 「ガルちゃん、お父さんやお母さんのお皿の中に、もしもガルちゃんが好きなものがあったらあげるから言ってね」
ロットも私も、飾り部分を食べて、リゾットは3分の2を残しました。
22時46分
爆睡するガル。
ロット 「この時間だから子供が眠いのは当たり前だ。第一、今日は朝からあれだけずっとスキーをしたうえ、暗くなるまでそりで遊んでいたんだから、クタクタだろう。俺が背負って帰るから、肉だけ食べたらもう帰ろう」
ソニック 「そうね。もう無理よね」
お隣のテーブルのカップルが、身支度して席を立ちました。
やっぱり。食べきれないと思ったのは我が家だけではなさそうです。
23:07 6皿目。ついにメインディッシュのお肉が登場。
ソニック 「すみません!1皿だけにしてください。もう食べきれません」
お肉は素晴らしく良い状態で、ヨーロッパではめったにないほど柔らかくてジューシーな仕上がりでした。
キノコ入り(たぶん、アンズタケ)のソースも良い香りで、お肉の繊細な風味とよく合っていました。
ロット 「この肉を最初に出してくれていたら! このお肉と、デザートと、カフェだけで俺は十分だった!」
ソニック 「そうね。このお肉だったら、ガルちゃん、どんなに喜んだことか・・・・。食べさせてやりたかったわ・・・。」
ロット 「起こすなよ。可哀そうだから。きっと無理に起こしても起きないよ。」
お肉を平らげたソニック、なんとか眠っているガルに防寒スーツを着せつけました。宿まではロットがおんぶしてくれるというので、靴は雪靴ではなく、普通の軽いものを。自分の身ごしらえもして、クッションやガルの雪靴を持って、引き上げます。
別のテーブルの家族連れも、身支度して引き上げています。やっぱりねえ・・・。
さて、店の前の階段を上って、坂の上の宿に帰らなくっちゃ。
よく晴れた空に、十三夜の月が輝いて、とても綺麗。
その代わり、放射冷却で気温はマイナス6度くらい。
ソニック 「ロット???なんであなた、ガルのお尻に腕を回さないの?」
慌てて後ろからガルのお尻を支えるソニック。
これ幸いと?そのまま歩き出すロット。
危ないからストーップ!!
ロット 「ダメだ、ガルのやつ、腕に全然力が入らないらしくって、ちゃんと俺の首につかまらない。これじゃあかえって危ないよ。下ろして歩かせよう」
ぐっすり眠っていたところをいきなり起こされて、歩けと言われたガル。寝ぼけて愚図りだしました。
ソニック 「ちょっと待って。歩かせるなら、雪靴に履き替えさせなくちゃ、無理よ」
ロット 「大丈夫だよ。手は繋ぐから」
ソニック 「そういう問題じゃなくて、あなたがおんぶするって言ったから、ガルに履かせたのは防水機能が無い軽い靴なの!」
ロット 「面倒だからいいよ~」
ソニック 「もういい!ガルは私がおんぶします。荷物はあなたに任せる!」
厚手のジャケットを脱ぎ、荷物と一緒にロットに押し付けました。
分厚くてツルツルのスキージャケットの上からでは、ガルがつかまれるわけがないでしょう。
昔の日本人は、子供をおんぶした上からねんねこ半纏を羽織ったのだから。
思った通り、ガルはピタリと私の背中に収まりました。ガル本人にはすっぽりスキーウエアを着せていますが、両腕がしっかり私の首に回っています。無事に部屋まで運ぶことができました。
ロット 「母は強し、って言うけどホントだなあ。」
ソニック 「母だから、じゃなくて単純に物理的な問題だから。次からは、上着を脱いでおんぶしてね。」
2017年最後の仕事となりました(笑)。
部屋に着いたらまもなく、新年のお祝いの花火が始まりました。