昨夜10時ごろ、ジュネーブの我が家に到着しました。
飛行機に搭乗する前に、腕時計を1時間進めるロット。
ソニック 「ねえロット、今夜、1時間戻さなくちゃいけないんだから、ほうっておけば?」
ロット 「いや、この時計、仕組みが謎なんだよ。時間が分からなくなるかもしれないから、二度手間になっても一応戻しておく」
ジュネーブへの直行便ですから、機内で周囲から聞こえてくるのはフランス語です。挨拶も「オラ~♪」から「ボンジュー♪」へ切り替え。
黒雲を抜けて、青空の下に出ました。雲に遮られて地上は何も見えません。
ソニック 「ほら、ガルちゃん、窓の外を見て。えんとつ町みたいにモックモクの黒い雲よ。こんな雲の下に落としちゃったら、配達屋さん、とっても探せないの、分かるでしょう?」
ガル 「うん!」
飛行機の中でとても良い子で過ごしてくれた長女ガル。
行きのときには長いと感じた4時間半が、帰りは楽々でした。
リュックに入れる絵本は1冊にしてね、重いから、と言ったところ、ガルが選んだのは、今、一番のお気に入りの「えんとつ町のプペル」でした。
機内で読み聞かせました。
最初は真っ青な空に薄く白く見えていた半月が、くっきりと見えるようになりました。黒雲も白いウロコ雲に変わりました。空が赤く染まり、そして真っ暗になりました。雲の切れ間から、地上のキラキラと輝く光が描くさまざまな模様が見えました。
ソニック 「あれ?高度、下がりだした?気圧が変化してる」
ロット 「うん、ゆっくり下げ始めたみたいだね。到着が近いんだろう」
あわててリュックから服を取り出して重ね着しました。テネリフェ島の気温は30度を超えていましたが、ジュネーブは10度を切っているはずです。ダウンジャケットを引っ張り出して・・・。ガルは長ズボンを嫌がったので私のアームカバーを脚に付けました。
着陸!
ロット 「今日の機長は上手かったなあ。天候もあるのかもしれないけれど、4時間半ずっと、全然揺れなかったよ」
スーツケースが3個もあったので、タクシーは何台か見送らなくちゃいけなかったけれど、無事に我が家に帰りつきました。
ガル 「わあい、やっぱりおうちがいちばん!」
ロット 「そうだなあ、なんだかんだ言っても、我が家が一番だなあ」
ガル 「おゆもわかせて、いいでしょ?ガルちゃん、カップめんたべる~」
ロット 「そういえば夕飯抜きだったよな。俺にもカップ麺をくれ~~」
普通、4時間半のフライトならサンドイッチくらいは出るものですが、easy Jetは水さえ別料金。買わなければ食事はありません。今回、私たちはビーチのシーフードレストランでお昼にたっぷり食べていました。空港でも(暑さに耐えかねて)飲み物を飲んでいたのでお腹はぽんぽこ。機内ではそれぞれ水とジュースを1本ずつ頼んだだけでした。
でも、家についてほっとしたら、急に空腹感~~。
ガルのためにスーツケースに詰めていたミニサイズのカップ麺、ホテルの部屋に湯沸かし器がなかったので使わなかったのを今、食べることにしました。
あったかいカップめん、おいしい~~。幸せ。
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ただいま、ジュネーブ。ただいま、おうち。
旅行も楽しかったけれど、やっぱり我が家はいいわねえ^^