タバコをやめてもうすぐ5年になる。
仕事とタバコがセットになっていたので
やめるときは本当につらかった。
机に座り、パソコンに向かって文字を打ち始めると
私の脳では報酬系が働きはじめて
タバコを強く強く強く!強く強く強く!強く強く強く!要求する。
水を飲んだり、アメをなめたり、身体を動かしたり、
何をしてもおさまらない。
動物園のクマか、
産院の旦那さんのように、
家のなかをウロウロあるき回り、座って、立って、またあるく。
吸いたい衝動をどうやってなだめればいいのか
どうにもできずにあがいた。
吸いたい時期は1カ月以上続いたと思う。
あれを乗り切れたのは
いま考えてもすごいことで
とても自分がやったとは思えない。
どうやって乗り越えたのかはわからないけれど
どんなに辛かったかは覚えている。
あの辛さが、タバコを手にしないためのストッパーになっている。
タバコをやめても
お金はたまらないし、肌がきれいになることもなかった。
やめてよかったのは、まず匂いがつかないこと。
それと、カバンのなかが葉っぱで汚れないこと。
タバコが切れるのを日々心配しなくてもいいこと、かな。